ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「中秋の名月」

昨夜は中秋の名月がきれいな日でした。

昨夜テレビでナイターの中継を見ていると、甲子園の空に大きなまんまるの月が出ていました。

 

私はその光景を見て、子供の頃に見た、ふるさとの家での月見のことを思い出しました。私は川西の田舎で育ちましたが、子供の頃に、家の縁側で月見をしたことがなつかしく思い出されます。

 

私の子供の頃は、田舎ではどの家でも広い縁側がありました。私達は秋になると、その縁側で家族全員が集まって月見をして楽しみました。

 

縁側では、私が近くの原っぱからとってきたススキと萩の花を飾って、そして、祖母がつくってくれた団子を供えて、中秋の月見をしたことがなつかしく思い出されます。

 

私が暮らしていた田舎の家では、縁側から、向こうの山の上に見事な大きな大きなまんまるい月が見えました。その月の大きさにはびっくりしました。

 

手をのばせば届くような感じがしました。縁側で月見をしていると、庭の草むらからは、秋のいろいろな虫の鳴き声が聞こえてきました。

 

「チンチロリン」「リンリンリン」、「コロコロコロー」と秋の虫の鳴き声が涼しげに聞こえました。その虫が、明るい家の中に飛び込んできました。私達は驚いて、その虫をつかまえるのに大騒ぎしました。

 

コオロギや、スズムシが家の中に入ってきて、その虫をつかまえようとして、大騒ぎしたことがなつかしく思い出されます。縁側でお月様をながめていると、遠くの山の方からはフクロウの鳴き声が聞こえてきました。

 

「ホーホーホー」と鳴いていました。私は月見のときに、食べる団子の味が今でも思い出されます。月見のときに食べた、団子の味は素朴ですが、私はその田舎の素朴な味の団子が大好きでした。

 

子供の頃に見た月は、なぜあんなに大きく見えたのか、今でも不思議に思いますね。それはそれは、大きくて、明るくて、まんまるい月でした。

 

ふるさとの家の縁側でながめた、子供の頃のまんまるいお月様がなつかしく思い出されます。

秋の虫の鳴き声を聞きながらの月見は楽しく、なつかしくもある思い出です。

 

昨日テレビで久々に見た明るいまるい月がきれいでした。

 

 

2020.10.2.(金曜日)午前7時50分

里山 歩樹 (藪野 正昭)