昨夜は中秋の名月の日でした。
天気もよくて夜は丸い月が空に輝いたとニュースで伝えていました。今年もお月見の季節になりました。月日が過ぎるのは早いものですね。
私は子供の頃の月見のことを思い出しました。私は子供の頃は川西の田舎の広い家で暮らしていました。その家には広い縁側がありました。
月がきれないな日には家族全員で縁側に集まって、私が近くの広場からとってきたススキと菊の花を飾って月見を楽しみました。母はよくお団子をつくってくれました。おはぎもおいしかったことが思い出されます。
私はおはぎが大好きで、何個も食べました。縁側の前にある山の上を見ると、まんまるの月がくっきりと見えました。それは、本当に美しい月でした。
私は子供の頃は月にはうさぎが住んで、餅つきをしていると聞いていたので、いつも一生懸命うさぎの餅つきを見ようと思って月を見たことがなつかしく思い出されます。縁側の前の庭からは秋の虫の鳴き声がにぎやかに聞こえてきました。
私はその虫の声が好きで、いつも虫の鳴き声を聞いていました。ときにはコオロギが縁側に飛びこんできたこともありました。遠くの山の方からは「ホーホーホー」というふくろうの鳴き声が聞こえてきました。
秋の風がふいてきて、ここちよく秋の夜を過ごしたことが思い出されます。私が子供の頃は季節ごとにいろいろな行事があり、秋の月見もその一つです。子供の頃は、風情がありましたね。
今はそのような昔からの日本の行事が少なくなり、寂しくなりました。皆様は昨日の中秋の名月をご覧になりましたか。
子供の頃に自宅の縁側で家族そろって月見をしたことがなつかしく思い出されます。
そのとき食べた母がつくってくれたお団子が大変おいしかったこともなつかしく思い出されます。
またお月見をして、おいしいお団子を食べたいですね。
2021.9.22.(水曜日)午前8時50分
里山 歩樹(藪野 正昭)