ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「ふるさとの秋の名月」

今年もいよいよ秋が深まりました。

この頃は、朝晩は寒く感じるときがあります。これから寒い冬が来るかと思うと、ゆううつになりますね。

 

私は寒がりで、雪が降る冬が大嫌いです。私は若いときに、雪の中を歩いてすべってこけたことがあるので、雪が降る冬にはトラウマがあります。

 

秋といえば、名月を思い出しますね。秋の夜空には大きな月がくっきりと浮かんで、子供の頃は田舎の家の縁側で、月見をしたことが思い出されます。

 

秋になると、私は近くの原っぱに行って、ススキと萩の花をとってきて、縁側で、そのススキと萩の花を飾って月見をしました。月見のときは、母が団子をつくってくれました。

 

我が家では秋の名月のときには、縁側に家族が集まって、ススキと萩の花を飾って、母がつくってくれた団子を供えて、月見をしました。私は母がつくってくれた団子が大好きでした。

 

団子は砂糖をつけて食べました。今のケーキのようなおいしい食べ物はないので、母がつくってくれた団子は最高の食べ物でした。

 

秋の月見のときには縁側に座って、家の向こう側にある山の上に出た秋の月を見物するのが楽しみでした。縁側に座っていると、秋のつめたい風が吹いてきました。

 

縁側にいると、庭の方から秋の虫の鳴き声がにぎやかに聞こえてきました。私達は、秋の虫の鳴き声を聞きながら、名月の月見をしました。

 

私の子供の頃は空気がすみきっていて、月がくっきりと夜空に浮かんで、大きく見えました。私は小さな子供の頃は、月では、うさぎがもちつきをしていると聞かされていたので、それを信じて、月にいるうさぎを探していた記憶があります。

 

秋になると、縁側に家族全員が集まって、ススキと萩の花を飾って月見をしたことがなつかしく思い出されますね。私は秋の花の中でも、ススキと萩の花が好きでした。

 

秋の花といえば菊やいろいろな花がありますが、私はなぜか、ススキと萩の花が気に入っていました。

 

今年も、もう少しするとはや10月になります。10月になると急に寒くなって紅葉が始まります。私は若いときは、紅葉のシーズンには里山によく行って秋の里山歩きを楽しました。

 

私がよく行った里山の中にはススキが広がった広い広場がありました。私はそのススキの原っぱでススキが風に吹かれて、ゆれている光景を見るのが好きでした。

 

秋といえば、私はなぜかススキや萩の花を飾ったあの月見のことが思い出されます。今でも、古い家の広い縁側での月見をしたことがなつかしく思い出されます。

 

縁側で、家族と一緒に秋の虫の鳴き声を聞きながら、ながめた秋の名月のことがなつかしく思い出されます。

 

今となっては遠い遠い思い出となりました。

 

 

202020.9.18(金曜日)午後12時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)