今年もはや師走です。
月日が過ぎるのは早いですね。1年が過ぎるのが年々早くなると感じます。何もしないのに、年だけは確実に増えていきますね。こればかりはどうしようもないですね(笑)
12月に入ると、忘年会のシーズンになります。私の現役の頃は、12月に入ると毎日のように宴席がありました。私はあまりお酒が飲めないので、宴席はあまり好きではありませんでした。12月は大変ツラい時期でした。
忘年会でも、職場の仲間で行う忘年会は、気が楽でした。職場の仲間は私がお酒をあまり飲めないことをよく知っていたので、私に無理にお酒を勧めることはありませんでした。私は専ら料理を食べることに専念しました。
忘年会と言うと必ず二次会がありましたが、私は二次会が苦手でした。二次会はたいてい三宮の繁華街のスナックに行って、皆カラオケで得意の歌を歌って楽しんでいます。私は歌が下手なので、カラオケが苦手でした。そのため、二次会は途中で帰らせてもらっていました。しかし、仕事の宴席では、そうはいきません。
仕事での宴席は、ほとんどが神戸元町界隈の料亭やホテルで行われました。神戸花隈界隈です。神戸の料亭は、「松乃屋」、「上伊」、「つるや」の老舗料亭で宴会がありました。さすがに料理は絶品です。しかし、私は仕事で出席しているので、お客様の接待で精一杯でした。お酒をついで回りました。
回ると必ず返盃があるので、断るわけにはいきません。そのため、飲めないお酒を飲むことになり、ふらふらになりました。美味しい料理も味がわかりませんでした。まさに「サラリーマンはつらいよ!」でした。
宴会の後には、二次会がありました。二次会の会場には、三宮東門筋の高級クラブでした。神戸で有名なクラブは、確か「なぎさ」、「飛鳥」であったと思います。大きなクラブでした。普段はこんなクラブに行ったことはなかったので、緊張しました。ここでも気は遣って大変でした。
12月中は毎日のように宴席の予定が入っていました。同僚の中にはお酒が好きな職員もいて、彼は毎日宴席があるのが大変楽しいようでした。12月になると今でも以前の忘年会のことが思い出されます。その頃は、「地獄の12月」と言っていました。
12月はツラい時期でしたが、今思い出すとなつかしく感じます。12月は毎日遅くまで三宮界隈を歩き回り、タクシーで自宅まで帰りました。自宅に帰るとバタンキューで、眠り込んでいました。朝目が覚めると、今日も宴席があると思うとユウウツでした。12月の若い頃の思い出です。若かったから続いたのでしょうね。
その頃は、神戸の街は夜になると大変賑やかになりました。東門筋を歩くと、大勢の人でごったがえしていました。神戸経済がもっとも元気なときでした。今は三宮の繁華街も人出が少なくて、閑古鳥が鳴いていると聞きます。今の、神戸経済停滞の影響でしょうね。さびしく感じます。
神戸の街がかつてのにぎわいを一日も早く取り戻すことを期待します。
皆様、12月は神戸三宮に出かけましょう。
2019.12.2.午後3時55分 里山 歩樹