ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「春の田畑の思い出」

今日も、あたたかい日になりました。

少し、曇っていますが、雲の合間からは、明るい陽光がさしてきます。

 

太陽の光がさしてくると外の風景が春めいて見えます。私は、このような春の日には、よく近くの田畑に家族と一緒に遊びに行ったときのことをときどき思い出します。以前は、家のまわりには田畑ばかりでした。

 

田んぼの近くに行くと、田んぼには、レンゲの花が一面に咲いていました。田んぼの中に入っていくと足元はレンゲで埋まっています。レンゲの花は、ほとんどが白い花でしたが、中には、紫や、赤いレンゲもありました。 

 

私たちは、レンゲの花を摘み取ってレンゲの首飾りを作ったりして楽しみました。レンゲは以前はどの畑でも、レンゲの花が咲いていました。しかし、いつのまにかレンゲ畑がなくなりました。

 

春といえば、レンゲ畑を思い出します。春の風物詩であったレンゲ畑がなくなったのはなぜかよくわかりません。なんとなくさびしく感じますね。

 

最近は、田畑は田植えが始まるまでは、休耕地のままにしてよいようですね。レンゲ畑に入ると、レンゲの花のみつを求めてみつばちがいたるところに飛んでいました。

 

みつばちは人間を見てもおそれることなく、レンゲの花のみつを、一生懸命吸っていました。私は、その姿を見ると、うれしくなりました。最近は、そのみつばちも少なくなったと聞きます。気候変動の影響かもしれません。

 

みつばちは、花や果物の受粉になくてはならない存在です。以前、何かの記事で、みつばちが少なくなって、農家も困っているとの話を聞いたことがあります。

 

私は春といえば田畑の花を求めて飛び回るみつばちや、蝶々の姿を思い出します。みつばちや蝶々がいない春は春ではありませんね。

 

私達は、レンゲ畑の中で、いっぱいレンゲの花をとったりして、いつまでも遊んでいました。周りを見ればみつばちがぶんぶんと飛び回っています。

 

また、もんしろちょうや、もんきちょうが、ふわふわとレンゲの花の近くを飛んでいました。私達は、その蝶々をとろうとして、畑の中を走り回りました。

 

当時は、私達が畑の中に入っても、誰も何も言いませんでした。レンゲ畑の中で遊んでいると、レンゲの花のほのかな香りがしてきました。

 

私はよく、レンゲの葉っぱで4枚ある葉を探しました。4枚のクローバーはよいことがあると言われていました。

 

春の畑のそばには溝があって、水が流れていました。水の中を見ると、小さなカニが歩いているのが見えました。畑のそばを流れる小川にはいろいろな生き物がいました。5月頃になると、カエルも見えました。

 

私は、子供達が小さいときは、家族そろって近くの田畑によく遊びに行きました。ときには、網を持って行って、蝶々やとんぼをとって遊びました。

 

白いレンゲの花をとって、いろいろな飾りを作ったことは、なつかしい思い出です。その頃は、春ののどかな時間が、どこでも流れていました。

 

当時は、花粉症で悩まされることはありませんので、春の季節が一年でもっともいい季節でした。当時は花粉症という病気もなかったと思います。

 

春と言えばレンゲ畑。そして、春の小川を思い出します。春の小川には、メダカがスイスイと群れをなして泳いでいました。

 

今は、以前のような春ののどかな光景は見えなくなりましたね。残念ですね。

以前の春ののどかな光景がなつかしく思います。

 

以前のあの、春の景色はどこに行ったのでしょうか。

 

 

2020.2.15.(土曜日)午前11時

里山 歩樹 (藪野 正昭)