灘の酒蔵に新酒の完成を知らせる「酒林」が酒蔵に飾られました。
酒どころ灘の冬の風物詩です。今日の神戸新聞にその写真が掲載さ
れていました。酒林は杉の枝を丸い輪にさしていき大きなボールの
ようなものをつくります。大きさは直径1メートル以上、重さは
100キロほどあります。これが酒蔵にかけられると新酒が出来た
ことを表します。
酒林からは杉のほのかな香りが漂い、何となく心が癒されるように
感じます。新酒が出来ると各酒蔵では蔵開きが行われ、訪れた人に
新酒がふるまわれることが多いです。出来たての新酒の味は格別で
す。
お酒の樽から汲んだままの新酒は、ほのかな香りが漂い爽やかで、
こくのある独特の味でいくらでも飲めそうに思います。酒蔵でしか
味わえない味です。この酒を一度飲みますと、誰でも日本酒ファン
になりますよ。みなさんも一度灘の酒蔵に行って、新酒を飲んでく
ださい。日本酒の美味しさに感激しますよ。
日本酒はいま世界でも人気が出ていますが、海外の人にも蔵出しの
新酒の味を知ってもらいたいですね。
きっと、その旨さに感動するでしょうね。
2014.11.15. 里山 歩樹