ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―夏の花火の思い出

今日は、朝から青空が広がって良い天気です。

 

青い空に白い雲が浮かんでいます。典型的な夏の空です。梅雨も明

けたようですね。しかし、湿度が高くて蒸し暑い。また、雨が降り

そうな気配だ。このあいだの台風が、大陸に抜けきらずにまた帰っ

てくるようだ。困った台風だ。早く完全に梅雨明けになって欲しい。

もう、雨は十分だ。

 

夏休みに入ったのに雨ではガッカリする。やはり、夏休みは、カラッ

と晴れないと気分が乗らない。楽しくない。夏休みで思い出すのは、

家族で花火大会を観賞にいったことだ。この周辺では大きな花火大

会が各地で開催される。

 

神戸では港で「みなと神戸海上花火大会」が開催される。数年前か

ら地元の神戸新聞が中心になって経済界も参加して開催されるよう

になった。一万発以上の大花火大会だ。この日は大変な人手で賑わ

う。

 

古くから開催されていたのは「宝塚観光花火大会」だ。私は、その

日は、西宮北口で家族と待ち合わせて宝塚の河原に見学に行った。

すごい人だかりだった。座る場所を確保するのが大変だった。花火

が頭上に上がると真上に大きな花火が見えた。綺麗だった。

 

花火の火の子が頭に落ちてきた。火傷しないか心配だった。花火が

上がるたびに大きな音がする。私は花火の大きな音が怖かった。心

臓に響いてきた。心臓に悪い。綺麗だったのは仕掛け花火だ。ナイ

アガラの滝の花火は綺麗で感激した。

 

私達はビールとつまみを食べながら、夏の夜の花火大会を楽しんだ。

帰りは、宝塚駅の近くで夕食を食べて帰るのが習慣だったが、どの

店に入っても人が一杯で困った。電車も浴衣を着た人で一杯だった。

人混みで疲れた。

 

私の住む川西でも猪名川で花火大会が開催された。猪名川の花火大

会にも子供の頃はよく行ったが、近年は自宅の二階のベランダから

見学した。自宅の二階からは花火がよく見えた。花火の音も風に乗っ

て聞こえてきた。

 

涼しい風が吹くベランダで遠くに上がる花火を見るのも風情があっ

ていいものだ。真っ暗な夜空に上がる花火を自宅のベランダで静か

に見るのも、いいものだ。残念ながら仕掛け花火は見えないが、音

だけは聞こえてきた。

 

我が家では、夏になると、毎日、近くの公園に家族揃って出かけて

行き、花火遊びをするのが日課だった。夜遅く誰もいない公園で花

火をして遊んだ。公園は蚊が多いので、フマキラーを持って行った。

火事にならないようにバケツに水を入れて傍に置いて花火を楽しん

だ。

 

花火はあまり大きな音がしない花火を選んだ。夜に大きな音が出る

花火は近所迷惑になる。公園では、夜なのにセミが鳴いていた。セ

ミの鳴き声が、なぜか寂しそうに聞こえた。夜の公園は静かで、涼

しい風があって気持ちがよかった。花火をすると近所の家の犬がビッ

クリしてさかんに吠えていた。

 

私達は「シュー、シュー」と綺麗な光を出す花火を夢中になって楽

しんだ。皆が「わーキレイキレイ」と昂奮して叫びながら、花火が

なくなるまで遊んだ。最後は線香花火だ。私は線香花火が一番好き

だった。

 

「シューシュー、パチパチ」と輝いて、最後に赤い塊が落ちるとき

は何か不思議な気分になった。切ないような気分になった。線香花

火が消える直前に輝く姿がほんとにキレイだと思った。ネズミ花火

も楽しいが、最後に大きな音がするのが私は嫌いだった。

 

花火の後は綺麗に掃除をして水を撒いた。子供達は誰もいない公園

で鉄棒をして遊んでいた。空を見上げると天井には無数の星が宝石

のように輝いていた。明日も良い天気のようだ。夜の公園は昼の暑

さが嘘のように涼しかった。セミがまだ鳴いていた。犬の吠える声

も聞えた。

 

これで、今日も終わりだ。後は、風呂に入って寝るだけだ。今日も

楽しい一日だった。一日がとても短く感じられた。夏の夜の楽しい、

思い出だ。

 

子供と過ごした懐かしい夏の思い出だ。

 

楽しかったなー。

 

2015.7.20. 里山 歩樹