今年も4月になり、どこでも綺麗な花が咲く季節となりました。
春は花が咲き誇る季節です。
私は、以前は季節の中でも、春が一番好きな季節でしたが、いつの頃からか花粉症にかかってからは、春が一番つらい季節になりました。
春はスギ花粉に始まり、ヒノキ花粉が続きます。そのあとも、春の草花の花粉もありますので、夏になるまでは、花粉症に悩まされます。それに加え、コロナ問題でさらに心配事が増えました。
せっかくの春も、今年は気の重い季節になりました。私は春になると、花では桜の花とともにカラフルなチューリップの花のことを思い出します。
我が家でも、春になると庭のプランターの中からチューリップが芽を出して、5月~6月になるとカラフルなチューリップの花が咲くようになります。
チューリップの色は我が家では黄色と赤のチューリップが多いように思います。中には白いチューリップの花もあります。
以前は、母が元気なときはたくさんのチューリップの花を育てていました。私は母に頼まれて、チューリップの球根を近くの園芸店に買いに行った記憶があります。
私はチューリップの球根が30個から50個も入った袋を買って帰って、母に渡しました。母は、私が買って帰ったチューリップの球根を家の植木鉢やプランターに楽しそうに植えていました。
その球根から春になると、次から次にチューリップが芽を出しました。初夏になると、プランターからカラフルなチューリップの花が次々と咲きました。
我が家の庭は、チューリップの花があちこちで咲くようになると、いつもより明るくなりました。私は、チューリップの花は色がカラフルで好きですので、好きな花のひとつです。
ところで、あまり知られていませんが、チューリップは、神戸の北区の農家でたくさん生産されています。
神戸のチューリップは、「神戸チューリップ」と呼ばれて、ブランド花として関西を中心に全国の花店で高級品として販売されています。
神戸も近代的な大都会ですので、花や農産物が生産されているとは思わない人が多いようです。神戸市民でもよく知らない人が多いと思います。ところが、神戸は六甲山の裏側に広大な農地があります。
そこではチューリップなどの花や、新鮮な野菜が生産されています。神戸は農産物の生産が多い都会でもあります。
神戸の六甲アイランドでは街中に数万本のチューリップが植えられて、街のチューリップの花が咲き誇り、見頃を迎えているとのことです。
そのカラフルなチューリップをながめるため、六甲アイランドに多くの人が訪れているとの報道があります。
私は神戸の街は、気候がおだやかで、明るい街なのでカラフルなチューリップの花が、神戸の街によく合っていると以前から考えていました。
そのため、神戸の都心にチューリップの花を育てて、さまざまなチューリップの花が咲く、チューリップの街にできないかと考えたことがありました。
私の事務所があったポートアイランドのファッションタウンの中にも、あるアパレルの本社の庭園に、カラフルなチューリップの花を庭一面に育てている会社がありました。
そのアパレル会社のトップは、神戸のファッション都市宣言を提案した一人でした。
そして、ポートアイランドのファッションタウンに本社を移転して、広い庭園を造って、その庭園には綺麗な花の庭を造っていました。春になるとその庭園には、いろいろなチューリップが咲き誇って、見事な庭園になりました。
私は現役のときも、そのチューリップを見るために、そこのアパレル会社の本社に出かけて、その庭の中でチューリップの花をながめたことがあります。
私はあるとき、ポートアイランドのファッションタウン全体にチューリップの花を植えられないかと考えて、提案したことがあります。チューリップの明るくカラフルな花は、神戸のファッションの街によく合うと思っていました。
そのとき私は、神戸の農村ではチューリップの花が育てられていて、全国に「神戸チューリップ」として出荷されていると聞いて、驚いたことがあります。
それを受けて、私は、神戸のファッション産業の一つとして、チューリップなどの花産業を育てていけないか考えていました。
私は春になると今でもそのことを思い出します。皆様は神戸がチューリップの産地として有名だとご存知でしたか。
一度花屋に行って、「神戸チューリップ」を探してください。
きっとカラフルな神戸のチューリップの綺麗さにびっくりしますよ。
「春には神戸チューリップの花を育てましょう!!」
2020.4.3.(金曜日)午前11時45分
里山 歩樹 (藪野 正昭)