ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【神戸通信】―有馬温泉

今日も良い天気です。

 

肌寒く感じますが、ここ二、三日は寒さが少し和らいだように感じ

ます。天気予報によると、来週からはまた寒くなるようです。外を

見ても明るい太陽の光が庭の木を照らしています。今日は風もない

ようで、穏やかな秋の景色が綺麗です。静かな、静かな、秋の穏や

かな時間が流れて行きます。

 

温かい日差しを浴びて椅子に座っていると気持ちがよくなってきま

した。眠たくなってきます。寝ると風邪を引くので我慢して、家の

中を歩きました。亀吉も水槽の中を盛んに歩き回っています。お腹

が空いたのでしょうか。今日は、いつも聞こえるカラスや犬の鳴き

声が聞こえて来ません。聞こえるのは、亀吉が水槽の中を歩く音だ

けです。本当に静かです。静かな、静かな秋の日がゆっくりと過ぎ

ていきます。

 

西の空を見ると綺麗な夕焼けが広がっています。まだ、5時なのに

辺りは暗くなっていました。秋はつるべ落とし。日が暮れるのが早

くて、気が滅入ります。何となく、もの寂しさを覚えます。これが

秋ですかね。

 

寒くなってくると温泉に入りたくなります。私は温泉に入るのが好

きで家族で温泉のある所によく旅行に行きました。遠いところに出

かけなくても神戸には有馬温泉があります。日本の名湯としてよく

知られています。太閤秀吉が愛した温泉として有名です。六甲山の

麓の山間にある温泉です。秋に行くと紅葉の素晴らしい景色を見る

事ができます。

 

神戸の都心から神戸電鉄で行くと一時間ほどで行くことができます。

温泉街には大きな旅館やホテルがありますが、企業の保養所もあり

ます。神戸市が運営している「金の湯」と「銀の湯」の二つの公設

浴場があり、誰でも気楽に温泉に入る事ができます。六甲山に山登

りやハイキングに行った人が帰りに温泉に入って汗と流し、疲れを

癒しています。市民の憩いの場になっています。

 

有馬温泉は古くから関西の奥座敷として利用されてきました。近年

は温泉ブームで若い女性の観光客が増えているようです。また、イ

ンバウンド観光客の増加で、外人客も増えているようです。外国の

人は日本の旅館で泊まるのを楽しみにしている人が多いようです。

 

有馬の温泉の特徴は金泉、銀泉、などの複数の温泉が楽しめる事で

す。複数の温泉が出るのは有馬だけだと聞いた事があります。有馬

の温泉は一年中、どの四季でも楽しめますが、私は、秋の有馬が一

番好きです。有馬は深い山で囲まれています。秋の紅葉が素晴らし

いです。有馬温泉からはロープウェーで六甲山を越える事ができま

す。ロープウェーから眺める秋の紅葉のパノラマは絶景です。感動

します。

 

有馬の旅館の料理も美味しいですが、有馬にはいろいろな名産があ

ります。有馬の山椒は有名です。それから、有馬の炭酸せんべい

有馬の土産としてよく知られています。有馬の温泉街の中に老舗の

お店があって、そこでは、一枚一枚、職人さんが丁寧に焼いていま

す。炭酸せんべいは各地にもありますが、有馬の手づくりの炭酸せ

んべいの味は格別です。

 

有馬の人形筆も土産にすると喜ばれますよ。筆の後ろから人形が出

てきます。古い伝統工芸品です。有馬籠も伝統工芸品とよく知ら

ています。私は上品な有馬籠が好きでした。有馬の温泉は山間にあ

るので坂道が多い温泉です。狭い道の中を観光バスや自動車が行き

来して歩くのが怖い程です。その曲がりくねった坂道の沿道に土産

物店や飲食店が軒を連ねています。気候のよい時は浴衣姿で温泉街

をそぞろ歩きするのも楽しいですよ。

 

有馬の店では有馬サイダーや有馬の地ビールも売っています。有馬

の温泉では宿泊しなくても昼食をして温泉を楽しむ日帰りコースも

あります。私の知り合いの人は毎月一回奥さんを連れて日帰りで有

馬温泉に行く人がいました。一人、5000円程度で楽しめるので

好評のようです。

 

神戸の街中から一時間足らずで深い山に囲まれた有馬温泉に行くこ

とができます。そこは豊かな自然を満喫できる別世界があります。

源泉かけ流しの湯量豊かな湯に入ると心身ともに癒されます。有馬

の湯に浸かって六甲の紅葉を眺める、最高ですね。また、家族で行

きたくなりました

 

皆さんもこの秋、有馬の湯に浸かりに行きませんか。

見事な紅葉に感激しますよ。

 

「有馬の湯 紅葉眺めて いい湯だな 歩樹」

 

2015.10.6.里山 歩樹