ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「風鈴の話」

私は夏になると部屋の縁側にはいつも風鈴をつるしていました。

風鈴は夏の風物詩です。夏になると必ず風鈴をつるして、「リーンリーンリーン」という涼しげな音を聞いて過ごすのが好きでした。

 

そのため、私は子供のときから夏まつり等で夜店に行ったときには、よく風鈴を買って帰ったものです。風鈴にはガラスのものもありますが、私は青い青銅の風鈴の音色を聞くと、不思議と涼しく感じました。

 

昔はクーラーや扇風機のようなものがなかったので、風鈴はどの家でもつるしてありました。夏といえば大きなうちわと風鈴は欠かせませんでした。

 

私は風鈴の音を聞くと急にすずしくなるように感じたものです。日本人の知恵ですね。その風鈴には兵庫県でしかつくられていない珍しい風鈴があります。兵庫県ので唯一、姫路にその風鈴をつくっている人がいます。

 

その風鈴の名前は明珍といいます。明珍風鈴は鉄の火箸を3本つるして鳴らす風鈴です。その音は何とも不思議で、綺麗な音がします。

 

涼しげで、低い「リーンリーンリーン」となる音はあまりに不思議で美しいので、世界的に有名です。その明珍風鈴を仕事で知ってから私はとりこになり、我が家でもその風鈴をつるしています。

 

澄みきった音が鳴る明珍風鈴は、あまりにも綺麗な音がするの世界でも有名で、聞くところによると、アメリカのMITも明珍風鈴をつくる工房に訪れて、大変高く評価されたそうです。我が家では一年中明珍風鈴をつるしています。

 

明珍風鈴はつくる数が限られているので、販売するとすぐに売り切れるのでネットでしいか売っていません。明珍風鈴は火箸の大きさによって値が張りますが我が家になる風鈴は30cm位ですので、確か6000円から1万円ほどと思います。

 

一度兵庫県にしかない明珍風鈴のその音を聞いてください。

 

その素晴らしさに驚きますよ。

 

2021.8.3.(火曜日)午前6時50分

里山 歩樹(藪野 正昭)