ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【日常通信】ー「夏になったら思い出す!」

今年もはや7月中旬。

いよいよ夏本番が近づいてきました。今年の梅雨は大雨が多発して、全国各地で被害が発生しています。

 

梅雨といえば以前はシトシトと静かに雨が降るやさしい梅雨のイメージでしたが、近年は温暖化のせいで、バケツをひっくり返したような大雨が降ります。

 

私が子供の頃と気候が変わってしまいました。夏になるまでは以前は台風はきませんでした。台風といえば秋のものでした。

 

それが、7月の梅雨の時期にも大きな台風がやってきて、各地で大きな被害をもたらしましています。これから夏本番になるとどんな台風がやってくるのか不安になりますね!

 

私が子供の頃の夏といえば、毎日外に出かけて野山や里山を歩いいて、自然の中で遊んだものです。夏になると、私達はいつも大きな麦わら帽子で出かけました。麦わら帽子は外に出るときには欠かせないものでした。

 

私の家にはいつも、大きな麦わら帽子が家族の人数分ありました。カンカン照りの外に出かけるときも麦わら帽子をしていると大丈夫でした。

 

麦わら帽子は軽くて風通しが大変よい快適な帽子でした。私は麦わら帽子で里山に出かけると、谷川のそばにおりていって、その麦わら帽子をつめたい水につけて、その水が入った麦わら帽子を頭にかぶって体をひやしました。

 

私が子供の頃は今のような便利なクーラーはありませんでした。そのため、夏になると私は井戸の水をくみあげて、よく家の前の道へ水をまきました。つめたい水をまくと、急に風が出てきて、すずしく感じました。

 

夏になると家の前の道に水をまくのが子供の私の仕事でした。水やりをすると母が喜んでくれました。よくこづかいをくれました。

 

夏になると家の縁側で夕涼みをしました。夕涼みをするときは、いつもそばに蚊取り線香をつけていました。そばには風鈴をつるしていました。昔は暑い夏でも、夕方になると急にすずしくなりました。

 

子供の頃は家では戸を開けっぱなしして過ごしていましたので、夜になるとすずしい風が入ってきてよく寝ることができました。母はいつも夏風邪をひかないように腹巻を着せてくれました。

 

今年の夏は夜でも暑くて、夜だけクーラーをつけています。

昔のようなやさしい夏はどこにいったのでしょう。

 

この時期になると昔の夏のことがなつかしく思い出されます。

 

 

2021.7.10.(土曜日)午前10時45分

里山 歩樹(藪野 正昭)