私はコーヒーが好きで、毎日、朝はコーヒーを飲んでいます。
神戸はコーヒー文化の街です。街中を歩くと、あちこちで喫茶店がある。私は、現役のときは、一日に５杯ほど喫茶店でコーヒーを楽しんだ。
朝、駅の構内の喫茶店でモーニングコーヒー（モーニングサービス）、昼食後は職場の近くの喫茶店でコーヒーを一杯。帰宅の途中でも、喫茶店でコーヒーを楽しんでいました。一日５杯以上飲むこともあり、そのときはさすがに胃がおかしくなったこともありました。
神戸はコーヒーの街で、有名なコーヒー会社が神戸にあります。世界的に有名なスイスのネスレの日本本社も神戸にあります。UCC上島コーヒーの本社も、神戸のポートアイランドにあります。
神戸は、人口一人あたりの喫茶店が日本一多い街だと聞きました。神戸には、有名なコーヒー店がたくさんあります。一番有名な店はにしむら珈琲店です。この店は、灘の酒を造る宮水でコーヒーを作るので有名です。酒を造る水でコーヒーを造るのだから、うまいはずです。
にしむら珈琲店に行くと、コーヒーは店特製のコーヒーカップに淹れてくれます。白いマグカップは大きく、分厚いマグカップで、どっしりと重く感じます。分厚いコーヒーカップなので、コーヒーがなかなか冷めません。
にしむら珈琲店はコーヒーを何杯もおかわりしてくれます。コーヒーの砂糖はグラニュー糖、ざらめ、さらに砂糖の入っていない甘味料があります。私は、ざらめを入れてコーヒーを飲んでいました。
もう一店、私がよく行く店がありました。阪急三宮駅の北側にある商店街の２階にある小さな喫茶店です。名前は忘れましたが、「茜屋」といったように思います。
商店街がある古い建物の２階へ狭い階段を上っていくと、店の入口があり、ドアを開けて入ると、５席ほどのイスがカウンターにあります。レトロな感じのカフェです。いつ入っても、いるのは私一人。お客は誰もいません。マスターと、お客私一人です。
私はいつも店の隅にある席に座って、コーヒーを注文します。この店のメニューはコーヒー、紅茶、ジュースだけで、料金はすべて１杯５００円です。私はいつも５００円をポケットに入れ、この店に行きます。店では昔の蓄音機があって、レコードを回してクラシック音楽を聴かせてくれます。なぜかバロック音楽です。
マスターは、ほとんど無口です。口を開くのは、「いらっしゃい」「どうぞ」「ありがとうございます」だけです。私も何も話をしません。いつもは持って行った小説や雑誌を読みながらコーヒーを楽しみます。店の雰囲気にバロック音楽がよくマッチしていました。
この店での１時間は、至福の１時間でした。この店は、私の隠れ家でした。美味しいコーヒーを飲みに、一人で向かいました。至福の時間が終わると、カウンターに５００円玉を置いて「ありがとう」と言って、店を出ました。あの頃のことが、なつかしく思い出されます。
コーヒーは、疲れた心を癒す力がありますね。皆様は、コーヒーは好きですか。
神戸に来られたら、にしむら珈琲店に行って、神戸のおいしいコーヒーを飲んで下さい。
コーヒー好きの里山歩樹でした。
２０１９．１１．１７ 日曜日 金曜日 午後３時４０分
