ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】ー「初夏の思い出」

今年も、夏が近づいてきました。

最近は、連日、夏日の日が続いています。時々は気温が30度を超える真夏日もあるようになりました。

 

これからは熱中症にならないように気を付けなければなりません。私はこの頃は、こまめに水分を取るようにしています。私は日本の季節の中で、初夏のこの時期が一番好きです。

 

私が住む川西では、周りが山々で囲まれています。周囲を見渡せば、新緑燃ゆるような美しい山々が連なっています。

 

私は若い時は新緑できれいな里山によく行き、里山歩きを楽しみました。この時期、里山に行くと、ハイキングに来ている人々がたくさんおられました。

 

この時期の里山ではすべての木々に若葉が茂っています。若葉が茂る木々の間からは色々な小鳥のさえずりが聞こえてきました。小鳥の姿は見えませんが、おそらくメジロホオジロ、キツツキの仲間だと思います。

 

里山の谷川の中には、清らかな水が流れています。砂防ダムでせき止められたところには、池ができていました。

 

私はよく砂防ダムの上を歩いて、遊びました。ダムの水は、太陽の光の加減でなぜか緑色をしていました。その緑色の池が、太陽の光を反射して、光っていました。

 

私は里山に行ったときに、砂防ダムの上から魚釣りをして楽しんだことがあります。砂防ダムの下には谷川ができていました。その中にはきれいな水が流れていました。水の中をよく見ると、魚が泳いでいます。

 

私は砂防ダムの上から、釣り竿を出して、魚釣りをしました。釣りのえさは、私が持って行ったおにぎりのごはん粒でした。そのごはん粒で釣り糸をたらすと、すぐに魚が釣れました。

 

釣った魚を見ると、綺麗な魚でした。名前はわかりませんが、おそらくヤマメの仲間だと思います。私は釣ったヤマメをすぐに、ダムの下の川に帰してやりました。

 

今、思い出しても、あのときのダムのエメラルドブルーのきれいな池は、どこか、別の世界に行ったように思うようなきれいな色をしていました。今まであんなきれいな水を見たのは初めての経験でした。

 

初夏の里山に行って思い出すのは、里山の木々の間に咲いていた藤の花のことです。里山のあちこちには藤の花が咲いていました。藤の花は、ぶどうのような房になって、紫の花を咲かせていました。

 

藤の花の近くに行くと、藤の花の甘い香りがしました。藤の花の周りには、くまばちなどの色々な昆虫が飛んできて、蜜を吸っていました。私は夏になると藤の花のことを思い出します。

初夏の里山では藤のつるが木々のあちこちに伸びていました。その中では、きれいな紫の藤の花がぶどうのように房を作って、風に吹かれて揺れていました。私はその藤の花を見るのが大好きでした。

 

初夏の燃えるような新緑、若葉の香り、心地よい風の音、そして小鳥のさえずり。

谷川を流れる清流の音。木々にぶら下がった藤の花。

そして、オゾンいっぱいの空気。

 

すべてが、初夏の思い出です。私は今でも、初夏のときほど素晴らしい季節はないと思います。

 

初夏の里山に行くと、時間を忘れて、いつまでも過ごしてしまいます。初夏の里山で食べる弁当の味は最高でした。私はよく冷えたビールを持って行って、山の上にある岩山でビールを飲みました。

 

初夏の里山で飲むビールの味は格別でした。私はビールでほろ酔い気分になって、里山を歩いたときが一番幸せでした。

 

初夏の期間は少しすると、猛暑の夏がやってきます。私は暑がりなので夏の暑さは、苦手です。すぐ汗をかくのでよく風邪を引きます。今年はコロナのこともあるので風邪には気を付けなければなりません。

 

そして、熱中症にも、気を付けたいと思います。私は以前、暑い夏に外に出かけて熱中症になり、歩けなくなった記憶がありますので、熱中症には特に気を付けています。

 

今日のニュースを聞いていると、緊急事態宣言が、全国でも解除されたとのこと。ひとまずホッとしました。コロナとの戦いはまだまだこれからですが、国民の協力で第一ハードルを越えたことは喜んでいいと思います。

 

私は初夏のことを考えると、初夏の里山に行ったことを思い出しました。

初夏の里山での藤の花のことが、今も、美しく思い出されます。

 

今日のブログでは私が初夏の里山に行ったときのことを思い出して、エッセイにして書きました。

 

 

2020.5.25.(月曜日)午後12時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)