ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「六甲山の思い出」

私は、神戸に勤務していました。

結婚してしばらくは、阪急六甲駅の近くの小さなマンションで暮らしていました。マンションから六甲山へはすぐに行くことができました。

 

そのため、私は子供ができると、家族でよく六甲山に遊びに行きました。六甲山へは、ケーブルカーで行きました。六甲駅の近くにはケーブルカーの乗り場がありました。そのため、ケーブルカーで六甲山に行くことが多かったと思います。

 

六甲山にはバスで行くことができましたが、バスで行くと曲がりくねった道を上って行くことになりますので、バスがよく揺れて、乗り物酔いすることがありました。

 

その点、ケーブルカーは周囲の景色を楽しみながら、六甲山の頂上に行くことができました。ケーブルカーから外の風景をながめていると、すぐに山上駅に着きました。

 

山頂駅に着くと、空気がつめたく感じました。夏でも半袖ですと寒く感じました。上からながめる下界の景色は絶景でした。

 

六甲山には子供と遊べるいろいろなところがありました。私たちがよく行ったのは、六甲山牧場でした。

 

六甲山牧場に行くと、広い牧場に、牛や羊などの動物がたくさんいました。子供たちは牛や羊を見て大喜びでした。六甲山牧場では産まれたばかりの羊や子牛がたくさんいました。

 

六甲山牧場では、私はおいしい牛乳と、ソフトクリームを食べるのが大好きでした。牧場で食べたソフトクリームの味は最高でした。牛乳も濃厚でいつも飲んでいる牛乳とまったく違う濃い味がしました。

 

六甲山ではいろいろな遊び場がありました。山頂にある展望台は回転して、360度外の景色を見ることができました。私は仕事の接待で、よく六甲山へバーベキューを食べに行ったことがあります。

 

六甲山にあるオリエンタルホテルのテラスで、バーベキューを楽しみました。夜になると、オリエンタルホテルのテラスからは素晴らしい夜景を見ることができました。

 

1000万ドルの夜景と言われていました。夜になると急に気温が下がって、寒くなるほどでした。

 

六甲山には、以前は神戸の主要企業の保養所や山の家がたくさんありました。私はその保養所や山の家によく泊まりに行きました。

 

残念ながら、今はその保養所や山の家はほとんどが閉館されています。そのため、六甲山は今は、人が行かなくなって廃れていると聞きます。

 

六甲山は神戸に関係する人間にとっては心のふるさとでした。六甲山は神戸の宝です。神戸は、もっと六甲山を大事にして、その有効な活用策を考えていくべきです。

 

気になるのは、六甲山も人の手が入らずに、どんどん荒れているということです。六甲山が荒れてくると、山の保水力が落ちて、洪水などの大災害が起こる可能性があります。

 

神戸は昔から、洪水や土砂崩れなどの大災害が起こりました。六甲山を大事にしないと、また自然災害が発生する可能性があります。

 

六甲山は、昔ははげ山でした。それを長い年数をかけて植林した結果、今の六甲山があります。

 

六甲山を、これからも、植林などの山の育成に取り組んでいくことが重要ですね。六甲山は、神戸市民にとってかけがえのない財産です。

 

ところが、残念なことは、神戸市民が六甲山に行くことが少なくなったことです。こんな素晴らしい大自然があるのに神戸市民はほとんど行きません。本当にもったいないと考えます。

 

私は若い頃は、休みの日には、家族と一緒によく六甲山に行って大自然の中で遊びました。広い六甲山の大自然の中を歩いているといろいろな小鳥のさえずりが聞こえてきました。

 

六甲山での空気の香りと味は体に元気を与えてくれるように感じました。

 

今年も、夏になります。六甲山に行楽に行く季節になります。神戸市民の皆さんも、六甲山をもっと生活の中で活かしていくべきだと思います。

 

六甲山の上ではコロナはありません。おいしい空気をいっぱい吸って、心を癒しましょう。

 

私は六甲山のことを考えると、いつも残念に思うのは、神戸の市街地から六甲山へ行くアクセスがよくわからないことです。

 

そのために、六甲山という素晴らしい山があるのに、市民からは遠く感じられています。

 

アクセスの改善が一番の課題ですね。

 

 

2020.6.3.(水曜日)午前11時55分

里山 歩樹 (藪野 正昭)