ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【日常通信】―21年前を思い出しました

今日はどんよりした曇り空の日になりました。

 

昨夜はまた激しい雨が降りました。強い風が吹いて雨戸を鳴らしま

す。春の嵐のようで九州の被害が気になります。気温は暖かくなり

ました。冬布団を被って寝ていると少し暑く感じます。今日、朝刊

を見ると各地で突風が発生して被害が出ていました。

 

驚いた事に、各地で25度以上の夏日になったようです。兵庫県

豊岡では、なんと、29度まで温度が上がったと報じています。ま

だ、4月ですよね.異常気象です。このところ、地震があったり、

激しい雨が降ったり、なんか、おかしいですね。

 

春先は地震や災害が発生する事が多いように思います。5年前の東

地震も3月でした。21年前の阪神・淡路大震災は1月でした。

そして今回の熊本、大分の地震も4月です。春の季節と大災害は関

係があるのでは考えてしまいます。このような事が重なって、私は、

春先の季節は、苦手になりました。何か、落ち着きません。いつも

不安な気持ちが続いています。

 

今日は、起きて、すぐに朝刊を広げて九州の地震の記事を読みまし

た。強い余震が続いているようです。被害がまた、広がっています。

11万人もの人が避難生活をされています。中でも、心配なのが食

料などの物資が不足していることです。現地では電気やガスのライ

フラインがストップした上に物資の不足が深刻になっているとのこ

と。

 

全く、21年前と同じです。21年前もスーパーに行っても商品の

棚は空っぽでした。道路が寸断され、物流がストップして、物資が

被災地には届きません。水も食べる物もなくて困りました。物が溢

れている飽食の時代に食料不足です。

 

隣の大阪にいくとスーパーや飲食店では何時もの通り商品が溢れ、

美味しい料理が並んでいました。被災地はまるで別世界でした。こ

れが同じ関西地域なのかと思いました。あのときもガソリンがなく

なりました。自動車も動かせなくなりました。物が溢れる時代であっ

ても、物流が止まれば、物不足になる事を思い知らされました。物

流の重要性を痛感しました。

 

21年前の阪神・淡路大震災の時は、ダイエーの中内氏が被災地の

店に電気をつけて開けるように指示を出して、商品を被災地に優先

して流すように指示を出して、被災地の救済に努めました。神戸市

内にはダイエーの店舗が各町にありました。ダイエーの店が開店を

続けたので、神戸の市民は大変、助かりました。この飽食の時代に

物資不足なんて信じられませんね。

 

このような非常時の時は、政府は民間の機能を最大限に活用すべき

だと思います。民間の量販店や運送業者、メーカーの能力を最大限

に活用すべきです、非常時には行政も民間もありません。官民が協

力して総力を挙げて対応していくべきです。21年前と同じ事をく

り返してはなりません。

 

今、何よりも重要なのは電気、ガス、水道のライフラインの復旧に

全力を挙げる事です。電気がつくと夜が明るくなって、精神的に安

定します。店に商品が並んでいると、それだけで安心感が出てきま

す。私は、いま改めて、ダイエー自体が甚大な被害を受けながら、

神戸の市民生活の復旧に全力で取り組んだダイエーの中内氏は凄かっ

たと思います。

 

今は、余震が早く収まり、九州の皆さんが電気のついた明るい夜を

安心して過ごせるようになることを願うばかりです。温かい食事を

家族揃って、自宅で食べて、風呂で疲れを癒す事が出来る日が一日

も早く来る事を願います。全国の皆さん、熊本、大分、九州を全力

で応援しましょう。特に、兵庫・神戸の皆さんは21年前の恩返し

をしましょう。

 

頑張ろう!熊本。

がんばろう!大分。

 

頑張ろう!九州。

 

 

2016.4.18. 里山 歩樹