ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「梅雨入り!」

今年もはや、沖縄が梅雨入りしたとのことです。

早いものですね。例年より今年は梅雨入りが早いように思います。梅雨になるとじめじめして、体がだるく感じます。

 

私はもちろん、誰もが梅雨を嫌がりますね。だけど、私は梅雨のことを思い出すと、子供の頃、よく雨の中で田畑を歩き回って遊んだことを思い出します。

 

私の子供の頃は、小学校まで約2kmもある学校まで歩いて通っていました。梅雨の雨の中は、長靴をはいて、雨ガッパと傘をさして、学校に行っていました。

 

小学校までの道中は周囲は田んぼばかりでした。その頃の道路は舗装されていません。道はデコボコで水たまりがいっぱいありました。私は、その水たまりの中をわざわざ入って行くのが好きでした。

 

深い水たまりに入って、長靴の中に冷たい水が入ってしまって、困ったこともありました。長靴の中に冷たい水が入ると、靴の中はぐずぐずで靴下も濡れて、気持ち悪く感じました。

 

私は、梅雨のときは、道路のそばの田んぼの中をわざわざ選んで歩きました。田んぼの中に入ると、あちこちからカエルの声が聞こえてきました。

 

「ケロケロケロ!」カエルたちの鳴き声が聞こえてきました。

 

私はカエルの大合唱が好きでした。田んぼのあぜを歩いていると、カエルがいっぱい出てきて、ピョンピョンと飛び回っています。私が近づくとカエルは驚いて、水田に飛び込んでいきました。

 

田んぼの中をのぞくと、カエルの卵がいっぱいありました。早いところではおたまじゃくしが生まれていました。

 

水田の中を見ると、米の青い苗が成長している姿が見えました。水の中にはいろいろな水中動物が泳いでいます。梅雨の水田は生命力にあふれています。

 

私はそのようないろいろな生物が生き生きしている水田を見るのが大好きでした。私は小学校の道中、長い道のりでしたが、田んぼの中で遊んでいると、時間が経つのが短く感じました。

 

学校に行くには約1時間ぐらいかかりましたが、私には苦になりませんでした。私は梅雨の時期のふるさとの田畑の景色が大好きでした。

 

田んぼの中にはいろいろな草花が咲いていました。タンポポ、アザミ、スミレなどの草花が雨の中できれいに咲いていました。私はその中で、アザミの花が一番好きでした。

 

タンポポの花は田んぼのあぜの中にはいっぱい咲いていました。私はそのタンポポを踏まないように気をつけながら歩きました。カエルがよく飛び出してきて、私を驚かせてくれました。大きなトノサマガエルが飛び出してきては驚きました。

 

時々は、ヘビも出てきて水田の中を泳いでいました。雨が降る中を歩くふるさとの田んぼは私たちの遊び場でした。雨がシトシトと降る梅雨の季節の風景はふるさとの美しい思い出です。

 

今年もはや梅雨に入りました。報道によると、今問題になっているコロナは、水分に弱いとのことです。梅雨になってコロナが少しでも早く収まることを心から祈ります。

 

私は梅雨の中で、記憶に残っているのは、雨の中で咲いているしょうぶの紫の大きな花です。私はしょうぶの花が子供のときから好きでした。

 

なぜかしょうぶの花を見ると美しい日本女性が着物を着て、立っているように感じました。しょうぶの紫の花が、梅雨の中で美しく咲いている姿は日本の梅雨にはよく合うように思いました。

 

今年も、梅雨入りしました。

うっとうしい季節ですが、少しでも、気持ちよく過ごす工夫をしましょう。

 

皆様は梅雨は嫌いですか。

 

 

2020.5.13.(水曜日)午後1時15分

里山 歩樹 (藪野 正昭)