今年も、はや9月になりますね。
早いもので、明日から9月が始まります。最近は窓を開けると、涼しい風が入ってきます。今年も秋になったと感じます。
秋といえば、私の子供の頃は、田んぼでは稲刈りの季節です。私は、子供の頃は秋の稲刈りのときになると、よく親せきの農家の稲刈りの手伝いに行きました。我が家は農家をしていませんが、親せきの家はほとんどが農家をしていました。
そのため、稲刈りのシーズンになると、親せきの人が総出で稲刈りの手伝いに行きました。私は子供ながら、田んぼの中に入ってカマを持って、稲刈りの手伝いをしました。カマで稲を刈ると「サクサクサク」という音がしました。
刈った稲の先には黄色い稲穂がたわわになっていました。その稲を切るときは、腰をかがめてやりますので、しばらくすると腰が痛くなって、ときどきは立ち上がって、腰を伸ばしながら稲刈りをした思い出があります。
稲刈りをしていると、たくさんのすずめがやってきて、落穂ひろいをしている姿がありました。すずめは、稲刈りをした後に落ちた稲穂を食べようとして、私達のすぐ後をついてきました。
真っ青の秋空の下での稲刈りは、まだ日差しが強くて、稲刈りをしていると汗が吹き出してきました。みんなは、大きな麦わら帽子を着て、日焼けをしないようにしていました。
私の子供の頃は稲刈りは大変な作業でした。親せきの人が総出で稲刈りをしました。昔は、稲刈りはすべて手作業でした。
白い米にするまでには、いくつかの工程があって時間がかかりました。稲を刈ると、しばらく天日干しをしてから、家に持ち帰って、脱穀や、精米をしました。
ところが今ではすべて機械化されて、稲刈りは1日で終わってしまいます。本当に便利な時代になりました。今ではその日のうちに白い米ができます。便利になりましたが、昔の稲刈りのことがなつかしく思い出されます。
私が覚えているのは、稲刈りのときにみんなで食べた、おにぎりの味ですね。大きなおにぎりを、おいしいタクワンと一緒に食べた味は、最高でした。
おにぎりの中には、梅干しが入っていました。その梅干しの入ったおにぎりの味は最高でした。なつかしい思い出です。
今年も、秋になって、稲刈りも各地で始まっているでしょう。
私の子供の頃の稲刈りがなつかしく思い出されます。
2020.8.31.(月曜日)午前11時45分
里山 歩樹 (藪野 正昭)