ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】ー「兵庫県の人口減少について」

兵庫県の人口がまた減少しました。

これで2カ月連続の人口減です。兵庫県の人口減が止まりません。このままいくとどこまで兵庫県の人口が減少するのか不安になりますね。

 

兵庫県の人口減の最大の要因は、県都神戸市の人口減が続いているからです。神戸市は兵庫県の人口の約3割を占めているので、神戸市の人口が減少するかぎり兵庫県の人口減少はいつまでも続きます。

 

私は、この度ののコロナ問題で、東京一極集中が止まり、地方への人口回帰が進むと期待していましたが、その成果が出るには少し時間がかかりそうです。

 

しかし、私はコロナを機会に、必ず人口の地方回帰が進むと思っています。その兆しはすでに表れています。

 

東京ではこれまで企業の本社ビルが不足して、オフィスビルの建設ラッシュが続いていましたが、コロナで東京一極集中のもろさが明らかになってからは、東京での従業員を地方に移す企業が出てきて、オフィスが余るようになっています。

 

さらにコロナを機会にテレワークが急速に進み、地方ででも、仕事ができるようになっています。その動きは、いろいろなところで出てきています。東京に本社や事務所を構えていた企業も、地方にその機能の一部を移す動きが出てきています。

 

これから、さらに人口の地方回帰の動きが加速すると思っています。いまや時代は大都会集中から地方回帰の方向に動いています。

 

したがって兵庫県も必ず、人口が増える時代が再び来ると思っています。もちろんそのためには、兵庫県や神戸市では若い人達が安心して働き、生活できる環境を整備していくことが求められています。

 

テレワークに対応できるデジタル環境を全国に先駆けて準備していくことが求められます。このような動きを示すように、今日の新聞で注目すべきニュースが載っていました。

 

東京に本社を置くパソナグループが本社機能の一部を兵庫県の淡路島に移すという発表をしました。これから数年のうちに、東京の本社機能の約3分の2を淡路島に移すとのこと。人員は総勢1200人とのことです。

 

時代は確かに地方回帰に向いています。パソナがコロナ危機を踏まえて、東京の本社機能を地方に分散し、いろいろな災害に備えるとのことです。

 

私はこれから、パソナのような企業がどんどん出てくると期待しています。兵庫県パソナのことを踏まえて、全国に、兵庫県の良さを強力にPRすることですね。

 

パソナの本社機能の淡路島への移転は、兵庫県にとってはひさびさの明るいニュースです。

 

いよいよ兵庫県の時代がやってきます。

 

 

2020.9.1.(火曜日)午後2時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)