一時落ち着いていたコロナ感染が猛威をふるっています。
昨日は国内全体で、これまでで最大の感染者数が出ました。今回は第3波がやってきたと言われています。
特に東京、大阪、札幌、名古屋などの大都市で感染が広まっています。これから寒くなるとインフルエンザもはやりますので、不安が募ります。
なぜ今ごろ、またコロナ感染が増えてきたのか、いろいろ原因があると思いますが、私はひとつには気のゆるみがあると思います。特にGoToイベントは、少し急ぎすぎたと思います。
政府はコロナ感染より経済の復興を重視してGoToイベントを大々的に展開し、人の移動を高める政策を展開してきました。
そのため全国の観光地に人出が多くなって、観光業界は助かっているようですが、その一方でコロナ感染が全国に広まっています。いまやコロナ感染は大都市だけでなく地方の観光地にも広がっています。
観光業界の支援の必要性も理解できますが、それはまずコロナ感染対策を万全にした先の話です。コロナ感染をおろそかにして、観光に力をいれていくと、当然コロナ感染が広がっていきます。
このままいけばアメリカやヨーロッパのように爆発的に感染が広まらないか大変心配です。一度爆発的に感染が広がると、もう手の打ちどころがなくなります。今が瀬戸際です。
ここで一度立ちどまって、もう一度今年の春のようにコロナ感染対策を徹底すべきだと思います。私たちはコロナ感染になれてきて、春の時のような危機感がなくなっているように思います。
もう一度今年春のことを思い出して、コロナ感染対策を徹底すべきだと思います。もう一度言いますが、今が瀬戸際です。
もう一度立ちどまって経済対策よりコロナ感染対策に全力を傾けるべきだと思います。医療現場がひっ迫すると、大変なことになります。春の時のように、マスクや、医療用具が不足するようなことが起こらないか不安になります。
政府は今は、春のように緊急事態を発令するような状態になっていないと言っていますが、春の時も政府の対策が後手後手になって大きな問題になりました。危機管理の要諦は早め早めの対策です。
コロナ感染の爆発が始まってから、緊急事態宣言を発動しても手遅れになります。今年春と同じ過ちを犯さないように政府には最悪の事態を想定して、早め早めの対策を実施することを期待します。
一番心配なのは、政府に春の時のような危機感がないことです。油断していると取り返しのつかないことになります。今は一度立ちどまって経済対策から、コロナ感染に重点を移して、コロナ対策に全力をあげるべきだと考えます。
政府は補正予算の編成を考えているようですが、その補正予算の中心はコロナ感染の第3波対策に置くべきだと考えます。
医療体制の整備、マスクなどの医療用品の備蓄など、そしてワクチンや治療薬の開発に、予算の多くを回すべきです。
「政府はコロナ第3波対策に全力をあげよ!」
2020.11.15.(日曜日)午前11時45分
里山 歩樹 (藪野 正昭)