ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「忘年会の季節になりました」

今年もあと2カ月たらずになりました。

一年過ぎるのはあっというまですね。私が現役の頃は、これから年末までが一番忙しく大変なときでした。

 

年内に片付けないといけない仕事が山積みで、11月に入ると毎日が忙しく、遅くまで残業していました。そして、11月に入ると早いところでは忘年会が始まります。

 

私の職場でも11月になると、いろいろなグループの忘年会が始まりました。私はアルコールに弱いので、忘年会は苦痛でした。11月に入ると毎日のように忘年会があって、まだ仕事がいっぱい残っていても、やむえなく忘年会に出かけました。

 

忘年会に行くと一次会だけで終わらずに、2次会、3次会がありました。私は一次会だけでも大変なのに2次会、3次会は嫌でたまりませんでした。

 

友人の中には、毎日宴席が続くことを楽しんでいる友人もいました。忘年会はほとんど三宮の繁華街で開催されました。当時は三宮の繁華街は大変な人出でにぎわっていました。

 

2次会は三宮の東門街の飲み屋街でした。飲むだけでなくカラオケに行ったこともありますが、私は歌を歌うのが苦手なので、2次会はいつも逃げて帰りました。

 

ところが今年はコロナのために、忘年会も中止になるところが多いようです。もちろん2次会、3次会もなくなります。コロナのために、三宮の繁華街は閑古鳥が鳴いていると聞いています。

 

以前は、神戸経済が元気なときは、三宮の東門街に行けば大勢の人出で、ごったがえしていました。東門街に大勢の人が集まっているときは好景気のときでした。不況の時は人通りも少なくなりました。

 

今年は、東門街もおそらく人通りが少なく、閑古鳥が鳴いていると思われます。今になっては、忘年会のシーズンで、三宮の東門街を歩いたことがなつかしく思われますね。

 

忘年会などが少なくなると飲食店はもちろん、飲食店に売る日本酒などの食品も売り上げが減って、いろいろなところに影響を与えます。実際、神戸の地場産業の日本酒の売り上げ減で、灘の酒造メーカーが業績不振で困っていると言われています。

 

忘年会や新年会は日本ならではの習慣ですが、忘年会や新年会で潤う企業もあります。コロナで忘年会、新年会が少なくなるといろいろなところに影響を与えます。神戸の繁華街もコロナ不況で困っていることでしょう。

 

かつての忘年会の頃がなつかしく思い出されますね。

今年も忘年会、さらに新年会の季節になります。

 

早くコロナがおさまってかつてのように、安心して忘年会を楽しめるようになることを心から願います。

 

 

2020.11.14.(土曜日)午後1時15分

里山 歩樹 (藪野 正昭)