ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】ー「兵庫の地場産業について」

今日のブログでは久しぶりに兵庫の地場産業のことについて述べます。

私は現役時代は、兵庫の地場産業の振興の仕事をしていました。兵庫・神戸では地場産業もファッション産業として位置づけて、その振興を図ってきました。

 

兵庫県下にはたくさんの地場産業があります。その代表的な一つが西脇地区の播州織物です。西脇の播州織物はカッターシャツや服の裏生地として利用されていますが、あまり知られていません。

 

そのために、私は現役のときに、播州織物を使ったシャツを売るために、百貨店のそごうの高級シャツ売り場で播州織物のオーダーシャツコーナーを設けてもらって販売したことがあります。

 

オーダーで一着5,000円で売り出したところ好評で、予想以上に売れたことがあります。もちろん私もシャツは播州織物のカッターシャツを着ていました。

 

兵庫県下の地場産業としてよく知られているのは豊岡のカバンですね。豊岡は全国一のカバン産地ですが、あまりよく知られていません。豊岡のカバンメーカーは有名なブランド会社のOEMをしていますので、豊岡の名前はどこにも出ていません。

 

そのため、豊岡のカバンをPRするため、豊岡産地のブランド名でデザイン性のすぐれたカバンが全国の有名百貨店で販売されるようになっています。豊岡のカバンメーカーの中には国際的な大会で表彰された企業も出てきています。

 

西脇の播州織、豊岡のカバンに次いで、地場産業として大きな産地が三木の金物です。三木の金物は日本最大の金物産地で、その品質の高さは、ドイツのゾーリンゲンの刃物を上回ると言われています。

 

三木では毎年金物全国市が開催され、全国から多くの人が三木の金物を買うためにやってきます。その三木の金物日本市にはプロの料理人の人がやってくることで有名です。

 

三木の刃物の切れ味が素晴らしくて、プロの料理人の人は三木の刃物を使うことを誇りにしていると聞きます。

 

プロ用の包丁などは一さし、数十万円もする高価なもので、三木製の包丁は近年は世界でも知られるようになって、世界の料理人が、日本製の包丁を求めていると聞きます。近年は三木の刃物が輸出されているようです。

 

兵庫県下には、そのほかにも、いろいろな地場産業があります。神戸では長田の靴、そして真珠などがあります。兵庫県は広いので、すぐれた地場産業がたくさんあります。

 

皆様も兵庫・神戸に来て、地場産品を買ってください。

 

特に豊岡のカバンと西脇の播州織物のカッターシャツはいいですよ。

 

 

2020.11.28.(土曜日)午前11時10分

里山 歩樹(藪野 正昭)