ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸のバウムクーヘン」

皆さんはバウムクーヘンという洋菓子を食べたことがありますか?

バウムクーヘンを日本で初めて生産した会社は神戸のユーハイムです。

 

ユーハイムはドイツ人が日本に来て横浜で創業した会社ですが、その後関東大震災のときに神戸に移動して、神戸で「ユーハイム」という会社として最初の店を元町商店街に開店しました。

 

新聞によると今年は創業100周年のようで、これを記念して元町の本店をリニューアルするとのことです。ユーハイムの本社と工場はポートアイランドにあります。

 

私がかつて勤めていた神戸商工会議所ポートアイランドにありますので本社の方が仕事でよく訪れてきて、甘い洋菓子の香りがしたものです。

 

バウムクーヘンはもともとドイツの洋菓子で、確かドイツ語で「木のケーキ」という意味だったと思います。太い木の幹の型に焼いたお菓子をバウムクーヘンというようです。

 

バウムクーヘンは今はどこでも生産されていますが、以前はバウムクーヘンはといえばユーハイムがつくる洋菓子のことでした。私もバウムクーヘンは大好きで、よく神戸の店で買って帰ったものです。

 

ユーハイムの河本社長はもともと学校の先生をされていて、スポーツや教育の振興にも尽力されています。特に有名なのは、ユーハイムが主催のゲーテの詩の朗読コンテストを毎年開催してきたことです。

 

河本社長は神戸のファッション産業の振興に取り組んでこられました。そのユーハイムは今では全国的に有名な会社に発展し、神戸の洋菓子業界のみならず、日本の洋菓子メーカーのトップ企業になっています。

 

最近はバウムクーヘンが洋菓子として喜ばれているとのことで、阪急百貨店神戸店では全国のバウムクーヘンを扱うバウムクーヘン博覧会を開催し、大勢の人が来ているそうです。

 

またあの甘いバウムクーヘンを食べたいものですね。

 

 

2022.3.6.(日曜日)午前10時40分

里山 歩樹(藪野 正昭)