寒いですね。
大寒です。一年で一番寒い季節です。この時期が、灘の酒蔵では酒
の仕込みのシーズンです。杜氏が、高級酒米の山田錦を蒸して大き
な酒樽に仕込みます。春には飲酒が販売されます。今年はどんな酒
ができるか楽しみですね。
和食ブームで日本酒への関心も高まり、「SAKE」は海外のレス
トランでもメニューに載っているようですね。近年は外人観光客が
日本酒を土産で買って帰るようですね。昔、日本人が海外旅行の土
産で有名なウイスキーやブランデーを買ってきたことを思い出しま
すね。
灘の酒で、先般、面白い記事が神戸新聞に出ていました。灘の酒の
大手「沢の鶴」が震災の時期に仕込んだ酒を樽の中で20年間寝か
した「古酒」を震災20年の時期に限定販売するそうです。皆さん
は古酒をご存知ですか。一般に、日本酒は新しいほどおいしいと言
われますが、樽の中で長年寝かした古酒も何とも言えない深い味が
あっておいしいですよ。
琥珀色のブランデーのようなきれいな色をしています。独特の香り
もいいですよ。味は少し薬酒のような味がします。普通の日本酒と
は違うので、最初は違和感があるかも知れませんが、慣れてくると
その美味しさに魅了されます。あまり大量に作っていませんので一
般の酒店では売っていないのが残念ですが。一度、飲んでください。
きっと、ファンになりますよ。勿論、灘の酒ですよ。
ネットでも買えると思います。
私も震災の時に仕込んだ古酒を飲んでみたいですね。
2015.1.21. 里山 歩樹