コロナリスクがますます深刻になっています。
報道では死者が20万人を超えているとのこと。このまま推移すると、ますます死者が増えていくことが予想されます。
コロナ感染の広まりで、世界では、マスク、防護服、医療用ガウン、人工呼吸器、手袋、検査薬などの医療用物資の不足が深刻になっています。
日本でも、いまだに、マスクや医療現場でのガウン、手袋、消毒液などの物資が不足しています。もうコロナ問題が発生してから、3カ月以上も経つのに、マスクさえ十分に使えない状況が続いています。
私は、コロナ問題で、日本の弱点を見せつけられたように感じました。コロナのような感染症対策に対して何の準備や蓄えができていないことが明らかになりました。
日本は世界第3位の経済大国と言われてきましたが、ところがその実態はマスクさえも充分に供給できない脆弱な国でした。
私たちはこれまでノー天気に、日本という国を信頼して、暮らしてきましたが、その実態は貧弱なものでした。日本という国は砂上に建設された国です。少しのことで、国が基礎から崩れてしまう、きわめて脆弱な国でした。
何よりも深刻なのは、日本という国を統御していくリーダーがいないことです。日本の国にも、リーダーと言われる人がいますが、何も問題がない平時のリーダーばかりでした。
コロナ問題のような危機が発生すると、それに万全の対策を講じて国民を安心させる、真のリーダーがいないことが明らかになりました。
このままでは、何か大きな危機が日本を襲うと日本は崩壊してしまう恐れがあります。いまだに世間ではマスクやトイレットペーパー、消毒液などが不足しています。
私がもっとも心配しているのは食料不足です。新聞報道によると、世界の各国では食料の輸出を禁止するところが増えています。各国ともコロナ問題で、食料不足が発生するのを恐れて、国内優先で輸出を止めているとのことです。
日本の食料の自給率はわずか30%台です。先進国でこんなに食料の自給率が低い国はありません。
アメリカは100%以上もあり、ヨーロッパの各国も食料自給率は100%近くになります。もし食料輸出の禁止が進めば、日本は、たちまち食料不足になってしまいます。
日本ではお米だけは100%の自給率ですが、その米でさえ、備蓄量は半年だけとのこと。
もし、世界で食料不足が深刻化すると、日本は真っ先に、食料不足になってしまいます。日本政府は、ただちに、将来の食料不足に備えた万全の対策を講じるべきです。
ひとたび食料不足の恐れが出てくると、国民はパニックになって備蓄に走ります。そうなると、店頭から食品がまたたく間になくなるでしょう。国のこれまでのコロナ対策を見ていると、すべてが後手後手で遅すぎます。
食料不足に対しては、国が過ちを犯すことは許されません。ただちに、食料不足対策に取り組むべきです。マスクの不足と食料の不足では国民に与える影響は比較になりません。
一日も早く、食料不足対策に万全の対策を講じて、国民に安心を与えるべきです。食料問題で、遅れをとるようなことは、許されません。
日本は今まさに、国がつぶれるかどうかの瀬戸際に立っています。
国は今すぐ食料不足に対して、万全の対策を講じるべきです。
「食料不足に備えよ!」
2020.4.26.(日曜日)午後12時20分
里山 歩樹 (藪野 正昭)