ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「盆踊り」

今年もやっと梅雨明けが近くなりました。

今日は早くも7月30日です。あさっては8月になります。8月に入るとすぐに盆がやってきます。

 

昔は、急に涼しい風が吹いてきて、いつのまにか秋の気配がしてきます。暑い夏も盆に近づくと少しずつ季節が進んでいることを感じるようになります。盆と言えば思い出すのは、盆踊りですね。

 

私が子供の頃は、盆になると、あちこちで盆踊りが開催されました。私の近くでも、家から少し行ったところに広場があって、そこで盆踊りが開催されました。

 

広場のまん中にやぐらを立てて、その周りを盆踊りをするのがふるさとの盆踊りでした。私は盆踊りが好きで、あちこちの盆踊りによく行きました。

 

私が盆踊りに行くのは、盆踊りがしたくて行くのではなく、盆踊りのときに友達と遊ぶのが楽しみでした。

 

盆踊りのときにはいろいろな屋台が出店してました。私はその屋台でいろいろな物を買うのが好きで、それを楽しみに盆踊りに行きました。

 

私は昔から、恥ずかしがり屋で、人前で踊るのが苦手でした。そのため、少し離れたところから盆踊りをながめていることが多かったと思います。

 

しかし、友達や知り合いの人が私を手招きして踊るように勧めてくれましたので、やむをえず、渋々踊りの輪に入って踊りました。私は踊り方がわからないので、前の人の踊りを真似ながら、ぎこちなく踊りました。

 

私は母が作ってくれた浴衣をきていました。浴衣と下駄で踊りました。一応私はうちわを持って踊りました。

 

やぐらの上では、地元の男性が太鼓をたたきながら、歌っていました。「ドンドンドン」とにぎやかな太鼓の音をはやしていました。太鼓の音を聞くと、私の体も不思議と踊りだすように感じました。

 

「月が出た!出たー!月が出たー。」私は、その歌に合わせて、ぎこちなく踊っていました。友達もたくさん来ていました。私は踊りよりも、友達と遊んだり食べたり飲んだりすることに夢中になっていました。

 

食べ物では「焼きそば」や「お好み焼き」の屋台がありました。飲み物としては、「ラムネ」と「みかん水」がありました。

 

子供の頃は今のようなコーラのような飲み物はありません。飲み物といえばラムネに決まっていました。私はそのラムネを飲むのを楽しみにしていました。盆踊りのときは、金魚すくいや、ヨーヨーつりもあったと思います。

 

私の子供の頃は、夏は夜早く寝るように言われていましたが、盆踊りの日は夜遅くまで友達と遊んでも、何も言われませんでした。そのため、私は友達と深夜まで遊び回った記憶があります。

 

家に帰ると母がスイカを切って待っていてくれました。私はそのスイカを食べてから、風呂に入って休みました。布団の中に入っても、盆踊りの興奮が残っていて、なかなか寝付けなかったことが思い出されます。

 

私の子供の頃は、地域のあちこちで盆踊りが開催されました。盆踊りの太鼓の音がすると、私はうきうきして出かけました。

 

盆踊りは私の子供の頃は、夏の風物詩でした。盆踊りのシーズンが過ぎると急に秋らしい風が吹いてきました。

 

私は盆踊りが終わると、今年の夏ももう終わると思い、少し寂しくなりました。

 

子供の頃の夏に開催された盆踊りがなつかしく思い出されます

 

「月が出たー、月が出たー!」

 

 

2020.7.30.(木曜日)午前11時50分

里山 歩樹 (藪野 正昭)