ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】ー「夏のセミの思い出」

今年も猛暑の夏になりました。

このところ毎年暑さが厳しくなるように感じますね。私は思うに、温暖化のせいではないかと考えています。

 

温暖化がこのままどんどん進むと、日本の夏はいったいどうなるのか不安になります。私が日本の気候が変わってきたと感じることのひとつは、セミの鳴き声を聞いてからです。

 

私が子供の頃は、セミと言えば二―二―ゼミとアブラゼミでした。ところが、近年はセミの鳴き声を聞いても二―二―ゼミやアブラゼミの鳴き声が聞こえてきません。

 

聞こえてくるのは、クマゼミの「シャンシャンシャン」という鳴き声ばかりですね。私が子供の頃に聞いたアブラゼミの鳴き声がなつかしく思います。すっかり二―二―ゼミやアブラゼミの鳴き声を忘れてしまっていました。

 

先般リハビリで外に出かけると、車の中まで聞こえてきたのは「シャンシャンシャン」というクマゼミの鳴き声ばかりです。二―二―ゼミやアブラゼミの鳴き声は聞こえません。

 

二―二―ゼミやアブラゼミは一体、どこに行ってしまったのかと思います。私の子供の頃はクマゼミは珍しいセミでした。里山や畑に行っても、クマゼミの姿はありませんでした。

 

たまにクマゼミの白い大きな姿を見つけると「やったー!」と言って喜んだものです。クマゼミは本来は南の方にいたセミでした。

 

私は昔、小豆島に旅行に行ったときに見たセミは、クマゼミばかりでした。私は小豆島では大きな木にたくさんのクマゼミが並んでいるのを見て、びっくりしました。

 

クマゼミが兵庫の川西でも鳴くようになったのは、それだけ温暖化が進んでいるのだと感じますね。日本の気候は確実に温暖化が進んでいることを、クマゼミが教えています。日本はもっと温暖化防止に力を入れる必要がありますね。

 

私は夏になったら必ず思い出すのは、セミをとるために、野山を歩き回ったことですね。私は夏休みのときは、セミをとるのが最大の楽しみでした。

 

野山の大きな桜の木には、二―二―ゼミ、アブラゼミがたくさん並んでいました。セミは、素手で簡単にとることができました。

 

セミをとるのは簡単ですが、セミをとるときに困ったのは、セミは逃げるときに、必ずおしっこをすることです。私はよくセミにおしっこをかけられました。

 

私はよくセミの抜け殻を集めて、楽しんでいました。二―二―ゼミの抜け殻は2cmほどの小さな抜け殻でしたが、アブラゼミの抜け殻は3cm以上もありました。

 

私はアブラゼミが羽化する瞬間を見たことがあります。アブラゼミが羽化して、白い羽を伸ばしていく姿を見ると感動しました。セミは羽化するとすぐに飛び出していきました。

 

セミは、私の子供の頃は、よい遊び相手でした。クマゼミの鳴き声もよいですが、私は子供の頃に聞いた、二―二―ゼミとアブラゼミの鳴き声がなつかしく思い出されます。

 

セミが日本の気候の温暖化を教えてくれています。日本はもっと脱炭素化に真剣に取り組む必要があると考えます。

 

もう一度ニー二―ゼミとアブラゼミが鳴く日本の本来の自然を取り戻してほしいですね。

 

「二―二―ゼミ、アブラゼミ、ガンバレ!」

 

 

2020.8.14.(金曜日)午前11時20分

里山 歩樹 (藪野 正昭)