ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「セミの話」

今日も雨。

このところ、約1週間雨が降っています。しかも大雨です。豪雨で全国各地で大きな被害が出ています。もう、今年は十分な雨が降りました。

 

もう雨は十分です。早く梅雨が明けてくれることを祈ります。テレビのニュースでは、今年の梅雨明けは、7月20日前後になるとのこと。梅雨が明けるのにはもう少し期間がかかりそうです。

 

私の子供の頃は、セミが鳴きだすと梅雨が明けると言っていました。セミにもいろいろありますが、私が暮らしている川西地区では、最初に鳴くセミは二―二―ゼミです。「二―、二―、二―」と可愛い声で鳴きます。

 

二―二―ゼミは我が家の庭の中からも、幼虫が出てきて、植木の枝で羽化していました。私はその二―二―ゼミの抜け殻を集めて、保存していました。二―二―ゼミの次に鳴きだすのはアブラゼミです。

 

アブラゼミは「ギーギー」と大きな声で鳴きます。アブラゼミは、近くの公園に行けば公園の桜の木にたくさん並んで鳴いていました。アブラゼミの抜け殻も公園の植木の枝にたくさんありました。

 

朝、公園に行くと、アブラゼミが羽化する姿を見ることができました。アブラゼミがたくさん桜の木に並んで鳴きだすと、アブラゼミの鳴き声が遠くまで聞こえてきました。

 

私はそのアブラゼミの声を聞くのが好きで、よく公園に遊びに行きました。アブラゼミの声は、大雨が降っているような声がしました。そのため、よく「蝉時雨」と言っていました。

 

ところが、近年は、二―二―ゼミやアブラゼミの鳴き声を聞くことが少なくなってきたように思います。それに代わって、聞こえるのは、クマゼミの鳴き声です。クマゼミは、「シャンシャンシャン!」と鳴きます。

 

クマゼミは以前は南の方のセミでしたが、温暖化のために、どんどん北の地方へも住む場所を増やしてきて、今では兵庫県の川西でも、一番よく聞こえるのはクマゼミの鳴き声です。

 

クマゼミは、私の子供のときはセミの王様でした。私の子供のときは、めったに見ることができない貴重なセミでした。そのクマゼミセミの中でも一番多くなっています。

 

私は昔小豆島に旅行に行ったときに、島ではクマゼミがいたるところにいたことを思い出します。地球温暖化セミの生態系にも影響を与えているようですね。

 

今年もそろそろセミが鳴く季節になりました。先日、リハビリのスタッフの方がセミが鳴いていたと言っていました。セミが鳴くと梅雨が明けるのももうすぐですね。一日も早く梅雨が明けてほしいものですね。

 

また私の子供の頃のように、アブラゼミの鳴き声を聞きたいものです。

「ギーギーギー」という、アブラゼミの鳴き声がなつかしいですね。

 

「二―二―二―」というかわいい二―二―ゼミも子供のときのように、手でとってみたいですね。

 

 

2020.7.11.(土曜日)午前10時45分

里山 歩樹 (藪野 正昭)