ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「秋になったら思い出す」

今年も秋がいよいよ深まりました。

今日は曇り空で外の風景が暗くてよく見えない、うっとうしい天気になりました。台風の影響ですね。秋になると昔から、台風がよくやってきました。

 

秋は台風の季節です。私は秋になると、子供の頃は、自宅の近くにある山へよく行った記憶があります。我が家では自宅の近くに、栗山とマツタケがとれる松林を持っていました。

 

秋になると、その山で栗ひろいや、マツタケなどのキノコとりに出かけたことが思い出されます。我が家には、先祖の人が残してくれた山がありました。栗山は自宅から30分ほどのところにありました。

 

そのため栗山には、時間があれば、ひとりで栗山に行って栗ひろいをしたことがなつかしく思い出されます。栗山に行くと栗の木が3~5本ありました。栗の木には、いつも、白いヒゲのような花が咲いていました。

 

栗山は下草を刈ってあると、すぐに栗を見つけることができました。しかし、下草が茂っていると、草の中に栗が落ちていて探すのに苦労した記憶があります。私はいつも、竹ざおを持って行って、まだ枝についている栗のイガを落としました。

 

我が家の栗山でとった栗は粒が大きい甘い栗でした。焼き栗にしたり、栗ごはんにしたりして食べました。母はよく枝豆と栗を一緒に茹でてくれました。

 

松林の山は2つありました。いずれも、家からは遠いところにありました。キノコ狩りに出かけるには、1時間以上、急な山道を歩いていく必要がありました。山に入ると、松や広葉樹の枯葉が山道にはいっぱい積もっていました。

 

積もった枯葉の上を歩くと、「ザク、ザク、ザク」という音がしました。山道は枯葉で積もって、絨毯のような感触でした。

 

私はその枯葉の積もった山道を歩くのが好きでした。キノコがとれる山に入ると、秋の風が木々の間を通る音が聞こえてきました。

 

私が子供のときは、よくマツタケがとれました。持って行ったカゴ一杯にマツタケがとれるときがありました。マツタケは、炭火で焼きマツタケにして食べたりマツタケごはんにしたり、すき焼や土瓶蒸しにして食べました。

 

私はマツタケも好きですが、それ以外のキノコも好きでした。キノコでは、マツタケ以外に、しめじなどのキノコがたくさんとれました。

 

我が家ではそのキノコを味噌汁にして食べるのが多かったように思います。

秋が深まってくると子供の頃に、里山に、栗ひろいや、キノコ狩りに行ったことがなつかしく思い出されます。

 

秋のなつかしい思い出です。

 

 

2020.10.8.(木曜日)午後1時50分

里山 歩樹 (藪野 正昭)