今日、東京オリンピックの森会長が退任表明をしました。
このところ森会長の女性に関する発言が内外で批判されていました。
どうなるか気になっていましたが、今日のニュースで森会長が辞意を関係者に明らかにしたとのことです。
私は、この問題が長引くと東京オリンピックの開催自体にも悪影響が出ると心配していましたので、森氏が早期に辞任をされることになったことは、よかったと思います。
この問題が長引けば長引くほど内外から批判され、東京オリンピックの開催自体に影響するおそれがありました。東京オリンピックについてはコロナがまだ猛威をふるっている中で、開催すべきかどうかが注目されています。
新聞の世論調査などでは、東京オリンピックは中止か再延長すべきとの意見が多いようですので、森会長の件が発生しなくても、オリンピックの先行きはいろいろ問題を抱えていました。
そのため、今回の森会長の発言で、東京オリンピックに対するイメージに大変なダメージを与えたのではないかと心配します。
日本政府はこの問題に対する明確な見解を世界に向かって発信して、日本に対するイメージの回復に努めるべきだと思います。
今、世界が日本の動向を注視しています。日本は今回の森氏の問題をきっかけに、あらためて日本の見解を世界に示して、これを日本社会への評価を高める機会にすることに努めるべきですね。
日本社会は女性がもっと活躍する社会にすることを世界に表明すべきです。女性の進出は日本社会は先進国では大変遅れていると言われています。
特に、国会議員や地方議員の女性の比率が低くて、先進国の中では女性の活躍が最も低い国に見られています。できることなら、森氏のあとには若い女性の人が会長に就任できないかと考えますね。
今回の件で、東京オリンピックに対するイメージがダウンして、東京オリンピックに対する内外の関心が小さくなってしまわないか心配です。
今すべきことは、すみやかに、新会長を選出して内外に発表するべきだと思います。
ぜひ、すぐれた人に新会長になってもらいたいと考えます。
２０２１．２．１１．（木曜日）午後２時４５分
里山 歩樹（藪野 正昭）
