ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「静かなオリンピック」

東京オリンピックの開幕2日前になりました。

しかし、日本ではオリンピックの開幕を喜ぶ雰囲気がまったくありません。これは一体どういうことでしょう。

 

新聞によると、ある調査では開幕直前になっても国民の約半数はオリンピックの中止や延期を希望しているとのことです。

 

本来であればオリンピックの開催を機会に日本国民全体がまとまって、ワンチームとして日本んを応援して世界に日本の存在をアピールするところなのに、今日になっても日本の世論はオリンピックの開催をめぐって二分しています。

 

日本の一体感がなくなって、日本という国の社会が二分されてしまっています。これでは、東京オリンピックを開催する意味がまったくありません。

 

コロナが猛威をふるっている中での東京オリンピックの開催には反対してきました。今でも、東京ではコロナが広まっています。オリンピックの選手村の中でもコロナ患者が出ていあす。国民の多くが東京オリンピックの開催によってコロナが日本や世界に広まるのではないかと不安に思っています。

 

そもそも、東京オリンピックは「復興オリンピック」でした。東北の復興を世界にアピールすることを目的としていたと思いますが、今ではそのことは全く忘れられていて、オリンピックを開催することだけが目的になり、政府は国民の意見を無視して開催を決行しようとしてきました。

 

そのため、国民の間ではオリンピックを祝う気持ちが失われてしまいました。

 

オリンピックの開催は、日本の素晴らしさをおもてなしの心を世界にアピールする予定でしたが、東京オリンピックは、開催することだけが最大の目的になってしまいました。

 

何兆円という資金をかけて、何年もかけて準備してきて、東京オリンピックは国民から歓迎されないイベントになりました。これも、すべて、国民の意見を無視して開催に向かって無理やり進めてきた政府の責任ですね

 

特に菅総理の責任は重いと思います。日本全体が盛り上がり、日本の一体感が必要とされる東京オリンピックが国を二分するイベントとなりました。巨額の資金を費やして、この結果です。国のトップの責任は免れられませんね。

 

東京オリンピックは残念ながら、「オリンピック史上最悪のオリンピック」となってしまいました。

 

残念でなりません。

 

 

2021.7.21.(水曜日)午前8時

里山 歩樹(藪野 正昭)