ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「聖火リレー」

東京オリンピック聖火リレーが昨日から始まりました。

初日は東北大震災の被災地の福島から始まりました。

 

コロナが一向におさまらない中で、オリンピックの開幕が危ぶまれていましたが、とりあえず聖火リレーが始まりました。これは喜ぶべきことだと思いますが、私はなぜか心から喜ぶ気になりません。

 

聖火リレーは福島からスタートして、これから120日以上もかけて全国47都道府県を回って、最終地東京に行くことになります。

 

テレビを見ていると沿道の観客も少人数に振り分けされているようです。沿道の人々はだまって手をふるだけのようで、静かなリレーとなりました。

 

ニュースを聞いていると、聖火ランナーを辞退する人がたくさん出たとのことです。いろいろ理由はあると思いますが、あこがれだった聖火ランナーを辞退するには、相当の理由があるのだと思います。

 

辞退した一人のランナーのインタビュー記事で、辞退した理由としてコロナがまん延する中でのオリンピック開催に疑問を感じると言っておられたのが印象的でした。辞退した中には有名なタレントや芸能人もおられます。

 

その人達も可能なら喜んで聖火ランナーとして走りたかったと思いますが、コロナ禍の中でのオリンピックに心から喜べないので辞退する人が多く出たのではないかと思いますね。

 

新聞の世論調査では東京オリンピックを中止するか延期すべきとの意見が、いまだに約7割を占めているとのことです。このような中でも聖火リレーが始まったことに、心から喜べません。

 

東京オリンピックを予定通り開催すべきかどうかについての国民的合意がない中での聖火リレーには、心から喜べませんね。開催についての国民的合意をはかるべく、もっと国内外に国としての考え方を明確に発信すべきであったと思います。

 

そのような国民的合意がないままでの聖火リレーの強行には、国民の間にもやもや感がいつまでも残って、いざオリンピックが開催されても、多くの人々が心から喜べない不幸なことになると懸念されます。

 

皆様はどのようにお考えですか。

 

私は聖火リレーが気候にめぐまれて、無事に終わることを願いますが、東京オリンピック開催の意義についての国民的合意を今一度明確にすることが重要だと思います。

 

 

2021.3.26.(金曜日)午前11時40分

里山 歩樹(藪野 正昭)