昨日の兵庫県知事選挙で新しい知事が選ばれました。
兵庫県では前知事の井戸さんが20年間にわたって知事を務められてきました。兵庫県は中央官庁出身の管理職の人が兵庫県知事に選出されてきました。
兵庫県の初代知事は伊藤博文氏で、兵庫県は日本の中でも東京、大阪に次ぐ大きな県として、その知事は日本の中でも注目される存在でした。井戸知事は阪神淡路大震災からの復興に努められました。
しかし、5期20年は長すぎました。県政の変化を求める声が高まっていました。金沢副知事は井戸知事を支えてこられましたが、残念ながら今回の選挙では落選されました。
私は仕事の関係で井戸知事と何度も会ったことがあり、いろいろお話する機会がありました。金沢善副知事とも幾度もお会いして、その人柄のよさに、知事として活躍されていくと期待していました。
次の知事に金沢氏に期待していましたが、残念ながら、若い斎藤さんに負けました。金沢氏が落選された最大の理由は、20年間も続いた兵庫県政を変えたいと考える県民の意見が強かったためだと思います。
今回知事に当選された斎藤氏は日本で2番目に若い知事になります。若さゆえに先行きを不安視する声もあるようですが、私はまったく心配していません。むしろ斎藤知事の活躍を大いに期待しています。
日本のこれからを変えていくのは若い世代です。今回のコロナ問題でわかったことは、地方における知事の存在の大きさです。日本でも大阪府の吉村知事や北海道の鈴木知事がコロナ対策先頭に立ってリーダーシップを発揮されてきました。
私は、若い知事の行動力と失敗を恐れない勇気に感動していました。兵庫県でも若い知事が生まれたことは、私はよかったと思います。兵庫県が新しい知事のもとで大きく変わっていくことを期待しています。
兵庫県知事に当選された斎藤氏は須磨区出身でご両親はケミカルシューズの会社を経営されていたので神戸市とは大変関係が深く、神戸も変わるのではないかと多います。
2021.7.22.(木曜日)午前7時20分
里山 歩樹(藪野 正昭)