今年もはや初夏です。
この間リハビリに行って、外の景色を見ていると何やら黒い影が飛んできました。よく見るとツバメでした。
驚きました。ツバメが来る季節に今年もなりました。ツバメは私にとっては夏にやってくる鳥でした。そのツバメがやってきたということは今年も、夏がやってくるということですね。
ツバメについては私にはなつかしい思い出があります。私が子供の頃は、田舎ではツバメが飛び回っていました。外に出て、電線を見るとたくさんのツバメが止まっていました。
私の子供の頃は、我が家にも夏になると必ずツバメがやってきて、家の中ではどこもあけっぱなしで、鍵をかけている家はありません。今では考えられませんが、昔は戸締まりをしなくても、何の不安もありませんでした。
どの家も夜でも開けっぱなしでした。そのため、どの家でもツバメが自由に出入りして、巣づくりをしていました。我が家でも土間の上に巣をつくって、毎年たくさんの子供を育てていました。
ツバメが巣をつくるとフンが落ちてきて大変でしたが、どの家でも文句を言わずに、ツバメを大事に守っていました。昔はツバメが来る家は幸福になると言われていました。そのため、どの家でもツバメがやってくることを楽しみにしていました。
私は毎年、同じツバメが家にやってくるのが不思議でした。遠い国からやってきて、どうして我が家を探すのか不思議に思ったものです。私のリハビリの施設でも、毎年ツバメがやってきて必ず巣づくりをしています。
窓を開けているとときどきツバメが部屋の中に入ってくることもあったようです。そのため、いつも窓をしめています。私はツバメを見ると夏のことを思い出します。ツバメの飛来は日本の夏の風物詩ですね。
またしばらくするとツバメの子供が見られるかと思うと楽しみですね。
今年もはやツバメがやってきました。
「夏ですね!!」
2021.4.23.(金曜日)午前10時
里山 歩樹(藪野 正昭)