ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】ー「神戸のプリンの話」

私は長く神戸に勤めていました。

私が長く務めた神戸ファッション協会は、神戸と兵庫県のファッション事業の振興をする中核の団体として活動しています。

 

私はその団体の専務理事を長く勤めました。神戸ではファッションというとアパレルだけでなく衣・食・住・遊の生活文化産業全般を意味します。その中でも中心にあるのは洋菓子です。

 

神戸を洋菓子の街として、全国にアピールしていました。アパレルのファッション産業は近年は厳しい状況が続いていますが、その中でも毎年成長を遂げているのが洋菓子でした。

 

その洋菓子で全国的に有名なメーカーが神戸に集積していました。世界的に有名なパティシエもたくさんおられました。私は神戸の洋菓子会社の経営者とも知り合いになりました。

 

よく経営者に会いに行くといつもその会社の洋菓子を出していただきました。私はそのため洋菓子会社に行くのが楽しみでした。洋菓子の中で有名なのはチョコレートやケーキなどですが、そのひとつとして、プリンもあります。

 

神戸ではプリンといえばモロゾフのプリンが特に有名です。モロゾフのプリンの特徴は、味がよいのはもちろんですが、プリンが入っているガラスの容器ですね。

 

モロゾフのガラスのカップは分厚くて、少々のことでは壊れません。そのため、以前はどの家に行っても、モロゾフのプリンを入れていたガラスのカップがあったものです。

 

どの家でもプリンを入れていたガラスのカップを活用していました。我が家にも、モロゾフのガラスのカップは2~3個ありました。私は水やジュースを飲むときにいつもこのモロゾフカップを使っていました。

 

私はある時、モロゾフの社長に面会に行ったときに社長がプリンをごちそうしてくれました。その時、社長からプリンのカップからの出し方を教えていただきました。私はそのとき、モロゾフのプリンの秘密を教わりました。

 

社長は私の目の前で、お皿の上に、プリンの入ったガラスのカップをさかさまにして、トントンと上からたたいてプリンの中身を出しました。

 

私はプリンを食べるときはコップの中にスプーンを入れてすべて出していましたが、社長のようにすると、お皿の上にプリンがきれいに出て、おいしく食べられました。そのときのプリンの味がカラメルがうまく乗っていて、その味は絶品でした。

 

神戸の洋菓子会社の中にはプリンを販売しているメーカーがたくさんありますが、プリンといえば、私はモロゾフのプリンをおすすめします。

皆様も神戸に来られたときはぜひモロゾフのプリンを買って帰ってください。

 

きっと喜ばれますよ。

 

 

2021.6.13.(日曜日)午前10時30分

里山 歩樹(藪野 正昭)