ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】ー「神戸の瓦せんべい」

神戸は洋菓子の街として有名です。

神戸の街には全国的に洋菓子会社がたくさんあります。私は仕事の中で「神戸の街を洋菓子の街としてPRするための色々なイベントを開催してきました。

 

そのため、今でもケーキやチョコレートを食べるときは必ず神戸の街の洋菓子会社のものを選んでいます。モロゾフユーハイムユーハイムエーデルワイスなどなどです。神戸の街には全国的な有名スイーツの会社が軒を連ねています。

 

そして神戸の街は洋菓子の会社しかないように思われていますが、実は神戸には昔から和菓子をつくる老舗の店もたくさんあります。その一つが瓦せんべいです。昔は観光客は神戸の土産といえば「瓦せんべい」と買っていきました。

 

その瓦せんべいを生産している中で一番古くからあって全国的に有名な瓦せんべいの会社は「菊水総本店」です。菊水は明治元年の創業で、神戸の湊川神社の前に店舗を構えました。

 

神戸の瓦せんべいの中で古くから生産してきて最も歴史があるのが菊水総本店でした。私は仕事で菊水の経営者にはよくお付き合いをしていました。昨日新聞を読んで、その菊水総本店が今月をもって閉店すると聞き、驚きました。

 

創業から150年間も営業してきました。神戸の老舗の「菊水総本店」が閉店する等考えもしませんでした。神戸の菓子業界のトップとされてきた菊水総本店が閉店する時代が来るとは思いもよりませんでした。

 

洋菓子の成長が神戸の老舗の和菓子会社の経営に影響を与えたことは皮肉ですね。閉店を知って多くのファンが店に来ているとのことです。時代の流れの中で神戸の街から歴史あるひとつの老舗がなくなります。

 

本当に残念でさびしいですね。

私はよく瓦せんべいを食べていました。

 

その瓦せんべいがなくなると思うと本当に悲しいものです。

 

 

2022.3.18.(金曜日)午前10時20分

里山 歩樹(藪野 正昭)