ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸の春の風物詩」

今年も春本番になりました。

神戸では春といえば神戸の海で始まるシンコ漁のことを考えます。

 

今年も3月に入るとシンコ漁が行われました。ところが、今年もシンコ漁は不漁で、すでに中止になりました。神戸の市民は春が来るとシンコ漁が始まるのを待っています。

 

そのシンコ漁が近年不漁が続いて、以前は神戸の庶民の味として知られてきた春の食べ物「くぎ煮」も高価な食べ物になっています。聞くところによると、シンコの価格は以前の数倍になっているとのこと。

 

毎年家庭でつくる「くぎ煮」も今や高価な食べ物になって、神戸の市民も食べる人が減っているようです。私の知人も長田でくぎ煮をつくっていますが、この不漁には困っていると聞いています。

 

先日、そのくぎ煮を和歌山の友人に送ったところ、昨日さっそくお礼の電話がありました。友人の話では、和歌山でも以前は自宅でつくっていたとのことです。

 

友人は今も和歌山ではみかんや柿などの食品を贈ってくれるので、そのお返しにくぎ煮を贈りました。友人もくぎ煮が大好きということで、神戸のくぎ煮を大変喜んでくれました。

 

私は友人の喜ぶ声を聴いて大変うれしく感じました。友人も「くぎ煮は神戸の春ですね」と言っていました。我が家も神戸の春の風物詩「くぎ煮」をこれから食べられます。楽しみです。

 

神戸の春「くぎ煮」のことについて述べました。

 

皆様も神戸の春の風物詩「くぎ煮」をご賞味ください。

 

 

2022.3.17.(木曜日)午前6時25分

里山 歩樹(藪野 正昭)