私は毎日必ず季節の果物をたべています。
秋はいろいろなおいしい果物が出てくるので、楽しいですね。秋の果物といえば、まずミカン、そして柿、さらにイチジク等があります。
その中で一番一般的なのが柿ですね。柿は私が暮らしている川西でもたくさん育てられています。以前私が暮らしていた家の裏には広い畑があって、そこでは柿の木が10本近くありました。
秋になると毎日のように畑に行って、柿の実をとって食べたものです。柿の多くは富有柿ですが、畑の中には大きな久保柿の木もありました。久保柿の木は太くて大きく、高い木でした。家の屋根より高い木もありました。
久保柿の大きな木に鈴なりに実がなっていました。私はその久保柿が好きで、よく畑の久保柿をとっては食べていました。あまりにたくさんなるので食べきれないぐらいありました。
余った久保柿は家に持って帰ると祖母が皮をむいて、縁側の軒下につるして干し柿にしていました。久保柿は柿のなかでも甘い柿でしたが、干し柿にすると一段と甘みが増しておいしくなりました。
私は久保柿が好きで冬の間は毎日のように祖母がつるしてくれた干し柿を食べた思い出があります。私はこのところ義嫁がくれた能勢の久保柿を食べています。少し熟した久保柿の味は最高です。
久保柿は大きな種があるので、その種をとりながら毎日食べています。私は子供の頃に柿を食べた後に種を畑に植えて育てようとしたことを思い出します。よく熟した久保柿は甘くて、食べると元気になるように感じます。
今年も柿がおいしい季節になりました。
柿は秋の果物の代表ですね。
2021.11.9.(火曜日)午前6時50分
里山 歩樹(藪野 正昭)