ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「都市力ランキング」

今日の朝刊を読んでいると、東京のシンクタンクが発表した、全国の都市の都市力ランキングの記事が出ていました。

東京23区を除いた都市力ランキングの第1位は、やはり京都市でした。

 

京都市は経済力や研究開発力、文化力のおいて全国の中で突出しています。やはり京都はすごいですね。改めて京都の強さを実感しました。京都は3年連続のナンバーワンです。

 

そして、第2位は大阪市でした。昨年の2位は福岡市でしたが、今年は大阪が福岡を抜いて、第2位となりました。大阪は、交通と観光の面ですぐれていることが評価されました。

 

関西で京都市が第1位、大阪市が第2位となりました。近年の関西の活性化の表れだと思います。関西は5年後には関西万博の開催も予定されているので、これからも関西はますます発展することが期待されます。

 

ところで我が神戸市は、都市ランキングで第6位でした。神戸は国際会議や国際的な展示会などが評価されたようです。

 

神戸は全国ではじめてのコンベンションシティづくりを進めてきたことの成果が出てきたと思います。ところがこのコンベンション機能も、近年は京都市や大阪、横浜、福岡などの他の都市間競争では、押され気味になります。

 

神戸市ではポートアイランドに日本ではじめてのコンベンション都市を建設してきましたが、それも、どんどん古くなって、施設の近代化が求められています。

 

神戸のただ一つのすぐれた面であるコンベンション都市機能も、もう一度整備する必要があります。このままではコンベンション面でも、他の都市に追い抜かれることが心配されます。そうなれば神戸の都市力はさらに低下するでしょう。

 

神戸市の都市力を向上させるためには、都市インフラの整備が求められます。神戸市は大震災以降、都市インフラの拡充整備が遅れています。

 

神戸では、三宮の都心の再開発が進んでいますが、神戸の都市力強化のためには、三宮の都心整備だけでなく、ポートアイランドの再活性化や、六甲アイランドの再整備など産業インフラをもう一度強化する必要があります。

 

神戸のすぐれた都心環境や魅力をさらにレベルアップして、若い人が住みたくなる都市づくりを進めていくことが求められています。

 

そのためには若い人が安心して働き、生活することができるよう、働く場の確保と教育、医療体制を整備することが必要です。

 

神戸の都市ランキングをアップするため、神戸市も福岡市のような先進的な都市づくりを参考にして、官民一体となって新しい時代に合った都市整備に取り組んでいくことが求められています。

 

神戸の都市ランキングを引き上げましょう。

 

 

2020.9.4.(金曜日)午前11時30分

里山 歩樹 (藪野 正昭)