ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸ポートアイランド40年」

今日は寒い日になりました。

昨日立春になったのに、今日は朝方はつめたい雪がちらついていました。昼頃から晴れてきましたが、寒い日がこたえます。

 

やはり、立春の前後は寒い日が続きますね。日本では立春前後が一番寒くなります。ところで、今日、神戸新聞を読むと、今年は神戸市の海上文化都市・ポートアイランドが街開きして40年になるとのことでした。

 

ポートアイランドは私が長く勤めていた事務所があるところなので、40年と聞いて、特別の感慨があります。1981年は世界ではじめての海上都市「ポートアイランド」が完成したときでした。

 

その街開きを記念して、ポートピア博覧会が開催され、全国から予想を上回る1500万人以上の人が博覧会場を訪れました。1981年のポートピア博覧会が開催された時期は神戸が一番輝いている時でした。

 

神戸市の都市経営が内外から注目されていました。博覧会は日本ではじめて、地方が開催した博覧会でした。

 

地方が開催した博覧会では最大の博覧会で、大成功をおさめました。博覧会場のあと地にはファッションタウンが建設され、私が勤めていた事務所ビルもファッションタウンの中に建設されました。

 

ファッションタウンには日本最大のアパレル企業「ワールド」、日本最大のスポーツ関連企業「アシックス」、真珠会社の「田崎真珠」、日本最大のコーヒー会社「UCC上島珈琲」とポートアイランドは神戸の産業の一大拠点となりました。

 

ポートアイランドではファッションタウンに続いて、日本ではじめてのコンベンションセンターが建設されました。コンベンションセンターは神戸の経済界が提案した構想でした。ファッションタウンも神戸の経済界が提案したものでした。

 

当時、神戸では神戸の街づくり、経済発展に尽力したすぐれた経営者がいました。その代表がアシックスの創業者鬼塚さん、ワールドの創業者木口会長、ポートピアホテルの中内社長などでした。

 

ポートアイランドには、日本最初のファッションタウンにコンベンションセンターが建設され、日本での都市づくりの先頭を走っていました。神戸の都市づくりは成功例として内外から注目されました。

 

ところがそのポートアイランドも40年たった今、かつての輝きがありません。ファッションタウンに立地しているアシックスもワールドもコロナ不況で大きな赤字を出しています。

 

田崎真珠も東京に移ってしまいました。UCCも本社機能を東京に移しています。今の神戸経済の停滞を象徴しているような状況にあります。

 

私は、神戸は官民が一体となってもう一度ポートアイランドを先進的産業拠点として再整備していくことを願っています。

 

ポートアイランドは4つの大学が立地していますので、4つの大学と連携をとってファッションやコンベンションの拠点としてポートアイランドを再整備してほしいと願っています。

 

ポートアイランドをもう一度活性化しましょう。」

 

 

2021.2.4.(木曜日)午後3時

里山 歩樹(藪野 正昭)