ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「東日本大震災10年に思う」

今年3月には東日本大震災から10年目になります。

東日本大震災はついこの間に発生したように思いますが、早くも10年が過ぎたと聞いて、月日の早さを実感しますね。

 

10年前の大震災が発生したときは、私は自宅にいましたが、テレビのニュースで東北で大震災が発生したと聞いて、驚いてテレビをつけてみたら、テレビ画面には津波が押し寄せている光景が映っていて、びっくりしました。

 

川が逆流して、海岸近くでは大きな建物が流されていました。私はその光景を見て、恐ろしくなりました。当時、息子が仙台の大学にいたので、大変心配になりました。

 

あわてて電話で連絡をとりましたが、つながりませんでした。はじめは津波の影響が心配されました。そのうえに原子力発電所が被害を受けたと聞いて、びっくりしました。

 

テレビを見ていると、原子力発電所の被害の深刻さを伝えていました。原子力発電所メルトダウンすると大変なことになります。東北では人が住めなくなってしまいます。私は、ソ連チェルノブイリの事故のことを思い出しました。

 

私は大震災のことは26年前に阪神・淡路大震災で、その恐ろしさを経験していましたが、東北大震災では大震災の上に原子力発電所の事故と津波が重なって、阪神・淡路大震災よりはるかに大きな被害が出ることが予想されました。

 

その通り、東北では10年たった今でも震災の後遺症が続いています。いまだに、東北に帰れない人々が大勢います。

 

私たちの阪神・淡路大震災の経験から考えると、震災からの復興・復旧には、まだまだ長い時間が必要です。東北の人々は長い10年を頑張ってこられましたが、復興・復旧はこれからが正念場です。

 

神戸では大震災から26年もたってもいまだに後遺症に悩んでいます。ハード面の復興は比較的早く進みましたが、街のにぎわい、そして何よりも産業、経済の復興にはまだまだ長い時間がかかります。

 

神戸経済は大震災で経済活動が落ち込んでいます。以前の元気さを回復することができていません。東北でもおそらく地域のにぎわい、産業の回復には、これから長い取り組みが必要になります。

 

東北も10年がたったこれからもさらに長い回復の道のりが予想されます。神戸の経験から考えると、これから必要なのは、産業の復興の回復が何よりも大切です。

 

産業が回復しない限り雇用の場がなく、人が戻ってきません。政府はこれからも東北経済の復興に、さらに全力で取り組んでいくことが求められます。

 

東北地域でのものづくりや、漁業、農業の振興にこれまで以上に力をいれていくことが求められます。

 

「東北ガンバレ!!」

 

 

2021.2.28.(日曜日)午後1時

里山 歩樹(藪野 正昭)