今年もひなまつりの季節になりました。
一年が経つのは早いですね。今年も3月になりました。外の景色をながめると日射しが明るくなったように思います。
3月3日はひなまつりの日ですね。私が若い頃はひなまつりの日には、家内が日本間の部屋で、ひな人形を飾ってくれました。
ひな人形は、家内の実家から贈っていただいたものだと記憶しています。大きな高級なひな飾りで、8畳の座敷に飾ると、部屋いっぱいになりました。娘はひな人形を見て大喜びでした。
ひな人形を飾るのは大変でした。2階の部屋に置いてあったひなまつりの人形を1階の和室に持って下りてひな人形を飾る棚を組み立てて、一体一体、箱から出して、おひな様を飾ったことが思い出されます。
おひな様を飾るのは一年に一回のことなので、人形を壊さないようにひな人形を飾るのは大変でした。全部飾り終わるのには小一時間以上かかったように思います。
飾った後しまうのも大変でしたが、家内は娘のために、毎年ひな飾りを飾ってくれていました。大きく立派なひな飾りでしたので、母もその雛飾りを見てうれしそうにしていました。
確かひなまつりの日には、母はちらしずしをつくってくれたと記憶しています。そして、甘酒もつくってくれました。
私はひなまつりのときに覚えているのは、緑と赤と白のだんごを食べたことです。3色だんごを焼いて、砂糖をつけて食べたことがなつかしく思い出されます。
3色だんごは自宅でつくったものでした。私は、家でつくった3色のだんごが大好きで、少し焼いたあとに、甘い砂糖をつけて食べるのが好きでした。
母は甘酒もつくってくれましたが、私は甘酒はあまり好きではありませんでした。ちらしずしは大好きで何杯もおかわりをして食べたことが思い出されます。
近年はひなまつりになってもおひな様を飾る家が少なくなったようですね。飾ったり、しまったりするのは大変でしたが、ひなまつり、春の風物詩です。日本の文化の一つです。
近年はひなまつりのような昔ながらの行事がなくなり、季節感がなくなりました。私は何となくさびしく感じますね。時代が変わっても、昔からの伝統的な行事はできるだけ残して、引き継いでいきたいものですね。
皆様はひなまつりをしたことがありますか。
ひな飾りを見たことがありますか。
日本の素晴らしい文化を残していきましょう。
2021.3.1.(月曜日)午後12時20分
里山 歩樹(藪野 正昭)