今年も新緑のきれいな季節がやってきました。
私は日本の四季の中で新緑の季節がもっとも美しいと思っています。私は元気な時は5月近くになると、自宅の周囲の里山へよく山歩きに出かけました。
新緑の燃えるような里山の景色は本当に美しく感じますね。新緑の里山に行くと、若葉のいいかおりが、風にふかれて飛んできます。里山の木々を見ると、青い若葉が出ていて、いいかおりがにおってきて、心地よく感じました。
5月の風は、少しひんやりとしていますが、そんなにつめたくなく心地よく感じます。里山の頂上にのぼって、周囲の山々をながめると、周囲は新緑が燃ゆるように輝いています。
また、きれいなのは藤の花ですね。里山の木々の中につるをのばした藤のつるに、紫の藤の花が咲いています。藤の花は、ぶどうのふさのように大きくなって、風にふかれて、美しい薄紫の花がいたるところに咲いています。
私は藤の花が子供の頃から大好きで、近くの公園に行って藤棚に咲いた藤の花を見に行ったものです。藤の花にはいつもくまばちがたくさん飛んできてみつを吸っていました。
新緑の里山に行くと、若葉のかおりがして、心がリラックスするように感じました。若葉がしげる木々の中からはいろいろな小鳥のさえずりが聞こえてきます。
若葉がしげっているので小鳥の姿は見えませんが、小鳥のさえずりが木々の間から聞こえてきました。私はその小鳥のさえずりを聞くのが好きで、よく里山へ散歩に行ったものです。
里山の中の木々からは、ひんやりとした風がふいてきて、その風の音がここちよく感じます。木々をよく見ると、新芽がいたるところに出ているのがわかります。私は新緑のかおりをかぐと元気が出るように感じたものです。
里山の中では山つつじの花も咲いています。里山の近くの竹やぶではタケノコが大きくなって竹になっていました。谷川の中の水を見ると、谷川のせせらぎが太陽の光を反射して、キラキラと輝いています。
谷川の中を見ると小さな魚が泳いでいます。私は谷川で一度、さんしょううおが歩いているのを見たことがあります。谷川の中に手を入れると、ひんやりとしてここちよく感じます。谷川の中にはカニもいました。
今年も新緑が美しい季節になりました。私が暮らしている川西の里山には新緑が燃ゆる美しい里山があります。
一度皆様も川西の里山にお越しください。
新緑の里山は最高ですよ。
2021.4.17.(土曜日)午前10時10分
里山 歩樹(藪野 正昭)