ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「稲刈りの思い出」

今年もはや秋になりました。

秋になって思い出すのは、子どもの頃の田んぼでの稲刈りですね。我が家は商売人でしたが、親せきはほとんど農家で川西の平野に広い田んぼがありました。

 

秋になると、その田んぼ育てた稲を刈るため、親せき総動員で稲刈りをしました。私の子供の頃の稲刈りはすべて手作業でした。今は機械化が進んですべて機械がしてくれますので1日で終わってしまう作業になりました。

 

しかし、私が子供の頃は稲刈りは一念で一番忙しい時で、大勢の人が集まって手作業で稲刈りをしました。私も子供の頃、カマを持って稲を刈ったことがなつかしく思い出されます。

 

稲刈りをしていると、稲刈りでこぼれた米を食べによくすずめがやってきました。大人の人はみんな、頭には大きな麦わら帽子をかぶっていました。秋でも稲刈りの頃はまだまだ日差しが強くて、汗だくになって稲刈りをしたものです。

 

私も麦わら帽子をかぶって、手には手袋をしてカマを持って稲をザクザクと刈っていました。汗が出てきて困りましたので、田んぼに家から持ってきた麦茶でのどをうるおしました。

 

子供の頃の稲刈りは、農家では一番大変な作業でした。私たちは昼になると、田んぼの土手に座って昼ごはんを食べました。昼ごはんは大きなおにぎりで、白ごはんでしたが、大変おいしいおにぎりでした。

 

私はいつもおにぎりを食べるとき、塩のよくきいたおにぎりがおいしくて、おいしくて、麦茶を飲みながら何個も食べたものです。

 

今年も秋になって、稲刈りの時期になりました。子供の頃に毎日田んぼで稲刈りをしたことが懐かしく思い出されます。私は子供ながら稲刈りの大変さを実感して、ごはんを食べるときはいつも稲刈りのことを思いながら食べたものです。

 

稲刈りでできた新米の白いごはんの味は、最高でした。

 

子供の頃の田んぼの稲刈りを秋晴れの下でしたことが懐かしく思い出されます。

 

 

2021.9.11.(金曜日)午前9時30分

里山 歩樹(藪野 正昭)