ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【日常通信】ー「餅つき」

今年も師走になりました。

寒さが一段ときびしきなってきました。もうすぐすると正月がやってきます。

 

正月が近づくと思い出すのは、子供の頃に12月下旬になるとふるさとの村ではそれおれの家々で餅つきが始まります。12月になると村のあちこちから餅をつく音が聞こえてきました。それが子供の頃の12月の風物詩でした。

 

昔は餅はそれぞれの家でつくものでした。どの家でももちをつく杵と臼がありました。我が家の昔の家にも木でつくった杵と石でつくられた臼がありまいた。臼は木のものもありましたが、我が家の臼は石でできていました。

 

どの家でも家の中には広い土間があってそこで餅つきをしていて、家によっては外の庭で餅つきをする家もありました。我が家では広い土間に大きな臼があって、この大きな臼で餅つきをしていました。

 

釜では私がつくった薪が赤く燃えていました。蒸し終わるともち米を臼に移して餅をつきました。私は子供の時はもちをつく力がないので、おじが餅をつくのをながめていました。餅ができるとまず最初に正月用の大きな鏡餅をつくりました。

 

今でも思い出すのは、できたての餅におろし大根をつけて食べたことです。できたての餅をおろし大根につけて食べると少しからくて、その味が絶品でした。できたてのお餅ははいくらでも食べることができました。

 

餅は今ではスーパーで買うものになっていますが、子供の頃は自宅でつくるものでした。鏡餅もつくったものです。丸餅もつくりました。お雑煮用の切り餅もつくりました。

 

私は毎日火鉢で焼いて食べていました。私は餅に砂糖をつけて食べるのが大好きでした。

雑煮用の餅にも砂糖をつけたことがなつかしく思い出されます。

 

子供の頃の餅つきが思い出されます。

 

 

2021.12.20.(月曜日)

里山 歩樹(藪野 正昭)