私は夏になると近くの里山を散歩することが習慣でした。
暑い夏に里山の中に入ると、急に空気がつめたく感じてここちよいものでした。
つめたい空気を体いっぱいに吸い込むと、体の中がリラックスして大変気持ちよく感じました。山に入ると森の中からはいろいろな小鳥の鳴き声が聞こえてきました。
木々の間を通り抜ける風の音が「サーサーサー」と聞こえ、大変気持ちよく感じたものです。そのすずしい空気の中で持って行った弁当でビールを飲むのが最高の楽しみでした。
山の中を流れる谷川のせせらぎのすみきった水がきれいで、水の中に手を入れると冷たい水が流れていました。私はそのつめたい水を手ですくって、首すじや手を洗いました。谷川の水を首すじにつけると生き返ったように感じました。
里山に入ると必ず風が吹いており、その風が心地よく感じたものです。
今年も暑い夏になって、かつてよく里山に行ったことが思い出されます。
2023.7.5.(水曜日)午前9時25分