今日のブログは、昨日に引き続き神戸の小売商業のことについて書きます。
今日は、神戸の都心にある地下街「サンチカ」について述べます。サンチカは確か日本で最初に出来た地下街だったと思います。
サンチカは阪急や阪神、JR三宮駅につながっている地下街です。サンチカは山側から海の方に向かって坂がある地下街として有名です。
サンチカは神戸の都心を代表する地下街です。その中には神戸の老舗の店舗が入店しています。神戸の名店が入っているので、質やデザインはすぐれていて、少し高いですが高級品が並ぶ店舗が軒を連ねています。
私は現役のときはいつもサンチカの中を通って事務所まで通っていました。仕事が終わって帰り道には、必ずサンチカに寄って買い物を楽しんで帰りました。私は物を買うときはサンチカの店に決めていました。
サンチカの店は神戸の老舗の店が多いので、安心して買うことができました。ブランド品で高価なものはいつもバーゲンを待ってサンチカの店で買っていました。私が買うスーツや靴、ネクタイなどはすべてサンチカの店を使いました。
いつも買い物に行くので、なじみの店員さんもいました。サンチカに行けば、私が欲しいものはすべてそろっていました。
サンチカでは、衣服のほか、食品の店舗もありました。私はいつもサンチカのカフェでコーヒーとスイーツを食べることを楽しみにしていました。
本を買うときも、必ず、サンチカの本屋で買いました。本屋のほかにも文房具店もありました。サンチカには私が欲しいものはすべてそろっていました。
サンチカはあまり広くないので迷うこともなく、わかりやすい地下街でした。私はたまに大阪の地下街に行くと、あまりに広すぎて、困りました。サンチカは神戸らしく、ヒューマンスケールの地下街で、本当に便利で楽しい地下街でした。
サンチカの中には、食堂街もありました。グルメ街には、寿司や中華料理、そば屋、天ぷら屋、居酒屋などいろいろな料理店が並んでいました。
その中には、私が友達とよく食べに行った料理店もありました。私はその店では、よく友達で飲み会をしました。会費は1人5,000円で決まっていました。
その店に行くと1人5,000円で、飲み放題でいろいろな料理を出してくれました。私の友達は日本酒が好きなので、何本も日本酒をおかわりして、楽しんでいました。料理は食べきれないほどの多くの料理を出してくれました。
ところが先般その友人から暑中見舞いのハガキが来て、その店が困っていると知らせてくれました。私が行ったときはよくはやっていて、いつも満員でしたが、その店もコロナの影響で経営が苦しくなっているようです。
それ以外にも、聞くところによると、サンチカに入っていた神戸の有名な文房具店も退店したとのこと。この店はサンチカの入り口にある店でいつもはやっていました。その店を閉めたと聞いてびっくりしました。
それらのことから推測すると、サンチカもコロナの影響でお客様が減ってきたことがよくわかります。サンチカと阪急百貨店はつながっていますので、阪急百貨店もお客様が減っているのではないかと思います。
百貨店はどこもコロナの影響で、苦しんでいます。コロナが百貨店に甚大な影響を与えているようですね。コロナの影響で、百貨店のような大規模集客施設の時代は終わったのではないかと考えます。
サンチカもコロナ後に対応した対策を考えていく必要があります。サンチカをこれからどうするかが、神戸の都心商業のあり方を考える上で、重要な課題だと思います。
サンチカをどう活性化していくかが神戸の都心商業に影響を与えると考えます。
「サンチカを活性化しましょう!」
2020.8.21.(金曜日)午前11時40分
里山 歩樹 (藪野 正昭)