ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「温暖化に思う」

今日も猛暑の日が続いています。

今年の猛暑はことのほか厳しいように感じますね。ここ数年暑い夏が続いているのは温暖化が加速していることが最大の要因だと言われています。

 

いまや温暖化は地球規模で進んで、世界各地で火災や洪水などの大災害を引き起こしています。アメリカのカリフォルニアでは大規模な山火事が発生しているとのこと。

 

2~3年前にはオーストラリアで大規模な山火事が発生して、日本の国土の3割程度が山火事の被害にあって、コアラなどの自然動物が何十頭も犠牲になったとのことです。

 

このまま温暖化が進むと、火災や洪水で食料不足を招くことが心配されています。このためヨーロッパでは、コロナ危機を機に温暖化防止のために脱炭素化への取り組みを本格化しているようです。

 

コロナ問題で経済活動が落ち込んだためにCO2が減少してア青空が見えるなど、プラスの効果も出ていると言われています。

 

そんな中、ヨーロッパ諸国では、これを機に脱酸素化を進めて、温暖化にストップをかけることをEUなどの諸国が最大の政策に掲げています。

 

ところで、我が国の方は、温暖化の取り組みが一向に進んでいないように思われます。日本でも温暖化が急速に進んでいます。今年は41.1度の地域も出てきています。

 

このままいけば、日本は温暖化がさらに進んで、外国のように山火事や洪水が発生することが懸念されます。今年も温暖化で、野菜が不足して、高い値段がついているとのこと。

 

このままいけば日本も食料不足時代が来るのではなにかと心配しています。日本は食料の自給率が諸外国の中では極端に低くて、安全保障上からも、大きな問題となっています。

 

日本は食料自給率を欧米諸国と同じように100%にすることに全力で取り組むべきです。そのためにも、温暖化を阻止していく必要があります。

 

日本は脱炭素化に全力で取り組み、石炭火力発電所を全面的に廃止して、風力、水力、バイオマスなどの再生エネルギーの開発に取り組むべきです。

 

特に、CO2を大量に発生させる石炭火力発電所は一日も早く全面的に廃止することを世界に宣言すべきです。日本の温暖化への取り組みについては、世界から厳しい批判っがあります。

 

かつて日本は環境先進国でしたが、今では、環境後進国と言われています。日本は温暖化防止に世界に先駆けて取り組むためにも、脱石炭火力発電に取り組み、世界に日本の温暖化対策への取り組みをアピールすべきだと思います。

 

私が今一番心配しているのは、地元兵庫神戸では火力発電所が新たに2基も建設が予定されていることです。神戸では、大震災後に、神戸製鋼所の跡地に2基の石炭火力発電所が建設されています。

 

これに加えてさらに新しい発電所が2基も神戸の市街地の近くにできることは、大変大きな問題です。神戸は緑が豊かで、水や空気がきれいな街です。

 

その神戸の市街地のすぐ近くに、石炭火力発電所が4基も出来ることになると、神戸はCO2を排出する大都会と言われてしまいます。神戸の都市イメージにも悪影響を与えます。

 

神戸のイメージが悪くなれば、観光や小売、食品などの産業にも大きな被害をもたらします。

 

「神戸での石炭火力発電所をこれ以上増やさないようにしましょう。

 神戸を脱炭素化の先進都市にしましょう。」

 

 

2020.8.23.(日曜日)午前11時55分

里山 歩樹 (藪野 正昭)