ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「今年も日本酒が蔵出しされる時期になりました。」

神戸は日本一の酒どころです。

日本酒の約3割は、神戸を中心とする灘五郷でつくられています。今年も、灘五郷の蔵元では、新酒ができたことを示す杉玉が飾られています。

 

杉の葉で作った杉飾りは「酒ばやし」とも言われ、杉の葉を竹かごに刺した、直径1m近くある飾りです。酒づくりの蔵にこれが飾られていると、新酒ができたことを示しています。

 

新酒ができて、灘五郷の各酒造会社では蔵開きのイベントが開催されています。蔵開きのときに酒造会社に行くと、新しくできた日本酒の生酒を試飲させてくれます。

 

私も現役のときは、よく蔵開きのときに訪れて、新酒を頂いたことがあります。できたての生酒はとても飲みやすくて大変おいしくて、アルコールに弱い私でも、何杯でも飲むことができました。

 

今年も新酒ができる季節になりました。灘五郷の酒造会社では、できた新酒をしばらく寝かせて年明けに全国で販売されるはずです。

 

これからは日本酒がおいしい季節がやってきました。これまでは、私は夕食にはビールを飲んでいましたが、秋になると、燗にしたあたたかい日本酒がおいしくなりますね。

 

ところが今年は、コロナのために、日本酒の消費が落ち込んで神戸の酒造会社では販売減少で困っていると聞きます。灘五郷は、西宮から神戸までに立地する5つの郷のことです。

 

この地域には、多くの日本を代表する日本酒の会社が立地しています。日本酒産業は、この地域の経済を支える重要な地場産業です。この地場産業清酒業界が不況になると、地域経済に大きな影響を与えます。

 

日本酒の減少は酒米をつくる農業にも大きな影響を与えています。そのため、行政では、酒米山田錦」の消費と日本酒のPRのためにさまざまな対策を講じていると聞きます。

 

皆様はお酒を飲まれますか。秋冬になると日本酒が美味しい季節になります。食事の前に日本酒を食前酒として飲むと食もすすみます。

 

食の秋を迎えました。皆様も、日本酒を飲んで、秋の夜長を楽しんでください。灘五郷には、日本を代表する名酒がそろっています。

 

ぜひ、この秋は灘五郷の清酒をご賞味ください。

 

一度飲むと、必ず灘五郷のお酒のファンになりますよ。

 

 

2020.10.30.(金曜日)午前11時

里山 歩樹 (藪野 正昭)