今日のブログでは、久しぶりに神戸の日本酒について書きます。
私は夕食の前には、日本酒をおちょこで一杯だけですが、必ず飲むようにしています。日本酒はもちろん灘五郷の日本酒です。
神戸は日本一の酒どころです。西宮から神戸にかけて、阪神地区では灘五郷と言われる酒どころが5つもあります。
西から、今津郷、西宮郷、魚崎郷、御影郷、そして西郷の5つの酒どころがあって、これらすべて集まった「灘五郷」として全国に知られています。灘五郷では日本酒の多くが生産されていて、日本酒の約3分の1は灘五郷でつくられています。
灘五郷では有名な大手の清酒メーカーがあります。その中でも有名なのは、神戸の白鶴と菊正宗、それから西宮の白鹿、日本盛、大関があります。白鶴はついこのあいだまで日本一の出荷額を誇っていました。
これらの大手の清酒メーカー以外にもほかの酒蔵がたくさんあります。その中でよく知られている神戸のメーカーに「剣菱」があります。神戸の酒心館はノーベル賞の祝賀会で出される清酒を出して、海外でもよく知られています。
神戸は酒どころですが、このたびのコロナで、日本酒メーカーも出荷が減って苦しんでいると聞きます。さらに若い人の日本酒ばなれが続いているので、日本酒メーカーでは、近年いろいろな分野に進出しています。
その一つが化粧品です。神戸の白鶴では前から化粧品を生産しています。また、西宮の日本盛でも日本酒の技術を活用し、化粧品を開発してよく売れているとのことです。しかし、私は日本酒はやはり飲んで楽しむべきだと思っています。
日本酒はお米でできていますが、うまく飲むと健康にも大変よいと言われています。そのため、海外でも日本酒を飲む人が増えてきています。
日本酒は健康によい上に、味がよく、どんな料理にも合うため、近年日本酒の評価が上がっています。いまや日本酒も輸出産業になりつつあります。
私は日本では人口が減っていますが、世界をターゲットにして日本酒文化をアピールしていけば、日本酒産業がこれからさらに世界で注目される時代が来るのではないかと期待しています。
ワインのように日本酒が世界中で飲まれる日が来るのではないかと期待しています。
日本の皆さんも日本酒をもっと飲みましょう。
日本酒文化は世界に誇る日本の食文化です。
2021.5.3.(月曜日)午前10時30分
里山 歩樹(藪野 正昭)